農業と若者 その⑤ 



【消費者としての若者】(Ⅱ)



 今から70年ほど昔の戦後食糧難の時代、


米を確保するために、


対価としてはお金はなくても、


着物や貴金属を交換したでしょう。


それを考えれば、おにぎり1個1万円、


そんなにおかしな話しではないです。


要は、腹が減って死にそうなときに、


札束を食えますか。お金より、御飯でしょう。


例え一つまみの御飯粒しかなくても・・・・。


そんな消費生活・・・・。



 この議論が日本国内ではほとんどされてない、


って思うのは私だけですか・・・・。


食べ物がどれだけ大切か、


家庭の躾や学校教育の中でされていますか。


きれい事は抜きですよね。 


中国の人たちが鯨を捕って食べるようになったら、


どこかの愛護団体は文句を言うと思いますか。


彼らの食文化ではイルカも食べるようになるかもしれない。


これに対して国際世論で文句言うような、


極端かもしれないけど、


そんなプランや議論が外交戦略にカードとして準備されていると思いますか?日本に・・・・。


今の政権に・・・・。



 食べる物がないのは惨めですよ。


人が人でなくなるんですよ。


もちろん、単にカロリーベースだけでなく、


人間が豊に暮らせる、


それなりの食生活をどれだけ持久できるか、


なんて考えてみましょう。


キーワードは、ビタミンB、ビタミンC、塩など、どうでしょう。



 例えば、塩から食文化を見てもおもしろいですね。


日本での塩は海からです。


西洋では山から岩塩をとってくる。


この違いは、日本は魚の干物や野菜の漬け物ですが、


西洋では岩塩から作るハムやソーセージが出てきます。


もちろん日本と西洋の肉食文化は何が違うのか、


とか言い始めると、


宗教の存在も考えなければならないでしょうから、


話がややこしくなるので、宗教はひとまず脇に置いておきましょう。








エスさんの特別寄稿でした。


今回も刺激的でしたね!


次回も期待しましょう!!