濃い生地の刺繍の研究 | AjiCat工房の猫とミシン刺繍の日々

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☆刺繍で描く猫の世界☆
オリジナルの猫たちを刺繍し、いろいろな猫雑貨を作っています

もともとの色を反転して、焦げ茶の生地に白で刺繍したところ、なんかイメージと違ってしまった牛さん。

やはり牛らしさを出すために刺繍の色は黒にしようと思い、暗い色の生地に黒で刺繍する方法をいろいろ考えてみました。

 

 

① 白い部分を全部白で縫う

 

刺繍プロのプレビュー画面。

 

実際の生地はもっと濃い色なので黒い線は目立たないけど、白の面積も多いので存在感は出せるかなと。 

 

作品によってはありだけど、今回のはシンプルな刺繍を目指しているので、やはり縫う部分を減らしたい。

 

 

② 白い部分をアップリケにする

白を刺繍ではなく、別の白い布にしてしまう。

問題は、外側の線が走り縫いだってこと。

通常アップリケするには、アップリケ用の布と土台の布の境界をサテン縫いで覆い隠す感じになりますが、今回のはそれができません。

 

 

③ 牛全体をワッペンにして、ポーチにつける

白い生地に刺繍してから切り取り、ポーチの生地に貼りつけます。

 

細かいことをいうと、ワッペン用の生地を使うと、色違いの他のポーチと作風が合わない。

無理矢理合わせるとしたら…色違いの白い生地に刺繍してワッペンにするか…。

でも麻の生地なので、切りっぱなしにできず、端の処理が必要になります。

布の厚みも気になる。

 

 

以上3つが王道じゃないかと思いますが、どれもしっくり来ず、さてどうしたものかと悩んでいたら思い出したのが、

 

④ 白い部分をアイロンプリントにする

以前アイロンプリントと刺繍を組み合わせたことがあったのですが→これ

そういえばyossyさんがアイロンシートをペリペリめくってたなぁ~と思い出し。

私もやってみましたにこりはーと

 
アイロンシートをフィルムからはがして生地に置き、

 
上から刺繍。
 
 
周りのシートをペリペリとはがして…
 
アイロンかけたら完成スター
 

ここでも問題は、外周が走り縫いってことですね。

切り取り線みたいな感じで、切れはするけど線がガタガタで、細かい部分はちょっときたない。

牛の顔のあたりとかの黒い部分は、ステッチが密に入っているのでキレイに切れます。

 

そしてやはり黒の線が目立たないのと、反対に白がくっきりはっきりしすぎというのが気になります。

 

 

そこで、

 

⑤ 薄い生地をはさんでみる

下が透けるような薄い生地を置いて、上から刺繍してみる。

 

昔買った薄いシフォンの生地がありました。

素材はたぶんポリエステル。

 

 
生地の上にはさんで、刺繍します。
(牛の足の下の丸は、シフォン生地の模様です汗間隔の広い水玉のスキマに牛を刺繍してます)
 
で、周りをカット。

 

切り方が残念ガーン

背中の方からカットを始めたので、最初の方はきたないですが…でも、お腹のあたりはちょっと慣れてキレイに切れてるでしょ電球

 

これで全体がキレイにカットできたら…いいんじゃないでしょうかキラキラ

 

気になるのは強度です。

普通にハサミで切っていたら、繊維がほどけて走り縫いの隙間からシフォン生地がはがれてくると思います。

でも、熱で切るカッターでヒートカットしたので、繊維が溶けてくっつき合っているためほつれません。

 

これならたぶんいける…はず!!

 

結局 ② のアップリケの仲間でしょうか。

 

慣れるためにもう一個ぐらい刺繍してみて、ポーチに仕立てて、まずは自分で使ってテストしようと思います。

 

 

ひとまずこんな具合になりました~「ハイっ」の手
コメント頂いた上に、イラストの実例まで見せて下さった さいとうまり さん本当にありがとうございましたwハート☆

 

いろいろ考えた結果、引き出しが増えました。

きっとこれからに生かせると思います!

 

 

 

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☆★本日の猫★☆

 

 

昨日もこんな感じでお仕事。

この状態でパソコンに向かい、右手でマウス操作しているので、カラーによく私の肘があたる汗

やっぱジャマだよね。早く取れるといいんだけど…。

 

 

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