霧多布岬を訪れました
駐車場に車を止めて歩いて行くと
看板があります
灯台からさらに先に遊歩道が延びています
岬の先端を眺めていると
「ラッコは、どこにいますか?」
観光客のみなさんから質問されました
(あなた方より、2~3分前に来たばかりなので、・・・)
と、言葉には出さずに
カメラをのぞき込みました
「あ~、あの岩の左側に見える黒い点を探してください」
と、指を差して教えてあげました
望遠レンズで確認できますが
動きも無いので、肉眼では判別できません
カメラのモニター画面で拡大してあげたら
「わぁ、本当だ、いる、いる!」
切り立った崖の近くには
色とりどりの花も咲いている場所があります
黄色いエゾカンゾウ
紫色のヒオウギアヤメ
そして、白いエゾニウ
太陽の周りには
空高く飛ぶカモメの群れ
遊歩道はさらに下へと続きます
ここで行き止まり
岬の先端部です
荒海に生きるカモメさん
岩の上にはウミウ?さんがいっぱい
「ラッコは、どこにいますか?」
わずか1時間も経たないうちに
10人くらいのお客様に尋ねられました
「左側の富士山のような岩の手前に、2~3頭いますよ」
双眼鏡をもった人が歓声を上げます
「おった、おった、離れて2頭おるわ!」
関西からの旅行客のようでした
その人は、見ず知らずの方たちに
自分の双眼鏡を貸してあげていました
では、今回の証拠写真を紹介します
たくさん写真を撮ったのですが
ピントは甘めのものばかりでした
旅行客のみなさんは
どんなにラッコが小さくしか見えなくても
「野生のラッコさんが見れて、感動!」
「ニュースで見たとおり、いるんだ!」
「3泊4日の旅は、ラッコを見るためだったんです」
ごま粒ほどにしか見えなくても
「教えていただいて、ありがとうございます」
神戸、広島、千葉、東京、神奈川、・・・
日本各地からのお客様たち
北海道の雄大な景色や動植物を楽しむには
「双眼鏡があると、いいですよ!」
エトピリカのデコイ
いつか本物が戻ってくれることを願っています