現状でも、結婚後も旧姓を通称として名乗ることはでき、多くの場合、問題になっていない。一部金融機関などの不都合も『旧姓の使用拡大』を法的に認めればいいだけ。選択的夫婦別姓を導入すると、家族の中や兄弟の間で別の姓になるケース親子別姓や兄弟別姓なども出てくる。

 

『選択的』というと、あたかも『個人の権利が尊重されている』ように聞こえるが、これまで日本社会に暗黙の了解としてあった伝統的な価値観や意識、文化を、『改革』という美名の下で壊し、日本人をバラバラにする恐れがある。慎重であるべきだ。夫婦別姓運動の背景には、「文化共産主義」があるのだ。

 

具体的には、家族制度を弱体化させる思想なのです。運動の核心メンバーである彼らは、日本の戸籍制度をなくしたいと考えています。しかし戸籍制度の撤廃することは難しいので、まずは世論誘導しながら選択的夫婦別姓を導入し、家族制度を切り崩そうとしているわけです。

 

選択的なら…」「個人を尊重する制度なら…認めてあげればいいのでは?」このように思われる方がいらっしゃるかも知れません。しかしこの制度は、夫婦の都合が最優先で、子供たちへの影響を軽視しています。子供にとっては、父親・母親・兄弟姉妹と姓がバラバラになるということです。家族の絆を壊す。