達人No. 0001 長谷川雄一 木版画家 | 会津の達人のブログ

達人No. 0001 長谷川雄一 木版画家

あじさい原画彫り進めによる多色摺り木版画についてあじさい

私は二十歳の頃、斉藤清先生に出会い作品展のお手伝いをし、その素晴らしい仕事をみて、版画に関心を持ちましたクローバー

技法は先生の作品の画面から自分なりに吸収しました。それと自分の家族が漆工人で、自分の身体の中にある漆芸の技法が自然と出てきて作品になっているようですカメ

従来の版画と少々異なり、版木が一枚のみで彫りを進めながら油絵の具で多色摺りという方法です。
版木はしなの木の合板で、紙は楮紙と麻紙を使っていますニコニコ

最初にエディション分の紙を用意し、版木に油絵具を全部拭き取り必要な部分を彫ります。
そして摺り重ねます。

途中版木に樹脂、ボンドなどで版画を盛り上げたりして三十回程彫りと摺りを繰り返し、最後に版木は形がなくなり完成となります音譜

私の版画は完成した時には版面が無くなるので、最初に決めた枚数しか残りません汗

そんな再生不可能な版画を毎日制作しておりますブーケ2

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長谷川 雄一