6月27日(金)
今日は重要な審査セッションの日です。
昨日より遅く、朝7:30にシャトルバスに乗って大学へ向かいます。
ホテルの近く、チェッカーフラッグ通り。
さすがスピードウェイのある街ですね。
大学が近づいてきました。
信号がたくさんぶら下がっているのも、日本では見かけない風景です。
ピットに到着すると、
まだ空いているうちに
FIRST LEGO LeagueとFlorida Sunshine Invitationalのバナーボードの前で記念撮影しました。
今日はどんな日になるでしょうか?
いつものように10分ほど歩いたところにある学食で朝食。
カップラーメンかと思ったら、中身はコーンフレークでした。
こんなのがあるんですね。初めて見たので、驚きました。
朝食後はICIセンターの裏の、芝生の木陰でプレゼンの最終練習です。
9:45頃、もうすでに蒸し暑いのですが、
外の広いところなら大きな声で練習できるので、生徒達もスッキリしたことでしょう。
10:50、
審査セッションに必要な荷物をみんなで抱えて出発です!
審査会場まで徒歩15分くらい。
空を見上げると、たくさんの飛行機雲が一点に向かっていくように見えました。
その先にあるのがどうやら数日前に私達が到着したオーランド空港です。
大会が終わると私達もまたこの飛行機雲を逆に辿って日本に向かうんですね。
ちょっとさみしい気分になりました。
さて、審査会場のビルには、同じ時間に審査セッションを迎えるチームが集まってきました。
日本、メキシコ、ドミニカ、米アーカンソーのチームがいます。
お互いにGood Luckと声をかけてそれぞれの審査室に向かいました。
そうやって励まし合うのもFLLの良さです。
審査室の前で、笑顔の中にもちょっと緊張した雰囲気です。
さあ、今までやってきたことを出し切りましょう!
大学のこのような教室で30分かけて、
プロジェクトのプレゼンテーション、質疑、
ロボットデザインのプレゼン、質疑が続きました。
30分という時間も、あっという間に感じます。
プレゼンテーションは2つとも、これまでの練習の成果が実って、
熱意あるプレゼンになったと思います。
審査室から出てきてホッとした表情ですが、
すぐに「もっとこういう風に言えたんじゃないか」などと、振り返っていました。
生徒達に、「『ローマは一日にして成らず』って知ってる?」って聞いたら、きょとんとしていましたが、
いろんな失敗や成功をちゃんと振り返って進んでいけば、今はできないことも、だんだんとできるようになってきます。
今回も嬉しい経験、悔しい経験がごちゃ混ぜだと思いますが、それを次への推進力に変えていってほしいと思います。
これで今大会の公式競技がすべて終わりました。
ICIセンターへ戻る道すがら、
白い石がきれいに敷き詰められた花壇を見ると、
あれ?石じゃなくて貝でした。
これもビーチで有名なフロリダだからこそと思います。
さて、この後昼食をとり、それから昨日参加できなかったキャンパスツアーへ行きました。
しかしちょっと雲行きがあやしい。。。
まずはツアーの始まるウェルカムセンターから、実習室っていうのかな?そういうのがたくさんある建物へ行きました。
この大学の学生が案内してくれます。
航空系の大学なので、エンジン、ロケット、風洞実験、超音速試験、などいろんなラボがあります。
みんな興味津々で覗き込んでいます。
そしてスーパーコンピューターも!
次の建物に行こうという時、外を見ると土砂降りの雨になっていました。
しばらく建物の中に足止めになった後、この時間のキャンパスツアーは中止ということになってしまいました。
残念!
ところがしばらくすると、突然雨が上がりました。
この写真を見ると、右側はまだ土砂降り、左はカラッと晴れているのがわかりますね。
激しい気象変動がこの地域の特徴のようです。
さて、ICIセンターに戻ると、また新しいイベントがスタートしました。
ロボットのアライアンス競技です。
近年の世界大会ではもう定番となりましたが、
2チームがアライアンスを組んで、共同でロボット競技に取り組むのです。
アライアンス仲間は、地元フロリダのCyber Warriorsに決まりました。
今回のルールは、通常のロボット競技のミッションですが、制限時間は90秒です。
普段は2分30秒なので、90秒では全てをクリアすることはできません。
そこで、2チームのロボットを同時に動かして得点を最大化するための、新しい戦略を考える必要があります。
ピットエリアでは、その話し合いが始まりました。
貴重な経験にするために、両チームの先生は関与しないことにしました。
純粋に生徒同士の時間です。
言葉が自由に通じないことは大した要素ではありません。
FLLを通して目的と情熱を共有した仲間なので、すごい推進力で物事が決まっていきます。
戦略が大体決まると、今度は練習フィールドを予約して、実際の動きを確認します。
すると問題が見つかったり、新しいアイディアが出たりするので、
プログラムやメカニズムを修正する必要も出てきます。
何度も練習フィールドを予約し、調整を進めました。
ついに目処が立ったみたいです。
気がつくとあっという間に2時間半も経っていました。
明日のアライアンス競技も楽しみですね!
ピットは17:00にクローズ。
いつものように学食で夕食をとってから、シャトルバスでホテルに帰ります。
エンブリーリドル大学は緑が豊かで、
キツツキやリスたちも(時々トカゲも)楽しそうに遊んでいます。
こういうのを見ていると、学食までの往復20分も楽しくなります。
あぁ、もう明日は大会の最終日なんですよ〜!
完全燃焼したいですね!