FIRST LEGO League 2022-2023シーズンの全国大会は、
2023年2月19日(日)
東京大学本郷キャンパスにおいて開催されました。
出場したのは全国の予選大会を勝ち抜いた、北海道から沖縄までの精鋭40チーム。
アイズアカデミーからは
FIRST FUJISAN Infinity
FIRST FUJISAN Energy の2チームが出場しました。
チームは前日から東京入り。
当日朝は緊張しながらも笑顔で記念撮影です。
朝9時、メイン会場となる伊藤謝恩ホール前は、
大勢のチームが集まり、さながら東大の合格発表のような熱気です。
コロナ前はしばらく東工大が会場でしたが、
場所は変わっても、こうして無事全国大会の会場に辿り着くことができ、じーんと目頭が熱くなりました。
ピットエリアはこんな感じ。
チームの活動報告展示や、交流、準備の場です。
開会式は重厚なホールの中。
やっぱりリアルはいいなぁ〜。
3年ぶりのリアル全国大会を開いてくださったFIRST Japanの皆さん、審査員、大勢のボランティアの皆さんありがとうございます!
さて、FIRST FUJISAN Energyは、開会式後すぐのロボット競技本番です。
ホール内に6台の競技フィールドが並び、6チームが同時に競技を開始します。
今回はちょっとイレギュラーで、1回目のロボット練習時間(わずか7分!)に続いて、そのまま本番第1ラウンドがスタートします。
Energyの生徒達、練習時間に、フィールドセットアップ状況が教室とは異なってロボットがうまく動かないという問題に直面しました。
ボランティアの皆さんが一生懸命よい環境を作ってくださったのですが、それでもフィールドマットの位置やマット下の板の継ぎ目、壁の節など、教室とは違う環境があり、ちょうどそこでロボットがターンしなくてはならないなど、このチームにとっては不運。
この2年間は、ずっと教室からオンライン大会に参加していたので、こういう経験は初めてでした。
でも、歴代の先輩達はこういうことにも対処してきたんです。
難しい条件ですが、やるしかありません!
Energyチームのロボットは、1回目215点、2回目175点と苦戦しますが、3回目には粘り強い調整が実り、なんとか300点の大台に乗せ、ロボット競技13位となりました。
一方FIRST FUJISAN Infinityは、フィールド状況の違いが関係しない場所だったため、
1回目から順調にロボットが動きます。
1回目375点、この時点で1位。
2回目355点、3回目395点。最終的にはロボット2位でしたが、本当に安定した競技内容でした。
さて、FLLではロボット競技の他に、社会問題解決プロジェクト、ロボット設計、コアバリューの3分野のプレゼンテーション・質疑応答が課せられています。
どの分野もチームで半年もかけて作り上げてきた解決策ですから、
プレゼンにも力が入ります。
審査セッションは、伊藤謝恩ホールから10分くらい歩いて、工学部の建物まで移動して行われます。
雨が降ったら大変ですが、この日は曇りだったので、この時間がよい気分転換になりました。
EnergyもInfinityも、がんばりました。
大会は本当に忙しい一日です。
全ての競技が終わるとパフォーマンスタイム。
今年は抽選でステージに上がることはできませんでしたが、
いくつかのチームが出し物で楽しませてくれました。
そして、いよいよ表彰式。
大会当日のブログでお知らせしましたが、
FIRST FUJISAN Infinityが総合優勝。
4月に米国ヒューストンで開かれる世界大会FLL World Festivalへ。
ファーストフジサンの総合優勝は2年ぶり6回目となりました。
FIRST FUJISAN Energyは総合4位入賞。
5月に米国アーカンソーで開かれる世界大会 FLL Razorback Open Invitationalへ。
ロボット13位からの大逆転でした。
怒涛の一日が終わりました。
賞をいただけて大変光栄ですが、
それ以上に、リアルな大会で生徒達が経験したこと、また他のチームと刺激し合えたことは、
一生の宝物になるでしょう。
夜9時半、特急あずさで甲府駅に到着すると、家族の皆さんが待っていてくれました。
日本代表として世界大会がんばってきます!
これからも応援よろしくお願いします!