読書量で、小学4年の男子に負けた(T ^ T) 日々一冊47 | 本の世界へようこそ ふらりと立ち寄りたい ひがっちの小さな本屋さん 比嘉教子

三度の飯より、本が好き。
本が大好き。
「瀬谷の寺子屋 ひがまなび教室」

塾長のひがっちです。


☆「本の虫 ミミズクくん」①

 カラシユニコ

 小学館


 『負けた。それも小学生に負けた』

読み終わった時、そう思いました。

_| ̄|○


 主人公の加藤剣(かとうけん)君。

小学4年生。

表紙の彼が持っている本は、

司馬遼太郎の『燃えよ剣』


 ちびっ子が背伸びして、名作を読んでるのかと思ったら、とんでもない。

しっかり内容を理解して、日々の自分の生活に落とし込んでいるのです。


 剣君を本好きにしたて上げたのは、

やはり本好きなおじいちゃん。

家族全員に「今、読むべき本」を選び、夕食の後は、「読書の時間」にしてしまうスパルタなおじいちゃん。

剣君以外の家族からは、

少し煙たがられています。

しかし、剣君はおじいちゃんの指導に素直に

従って、すくすくと「本好き少年」に成長していきます。


 一番好きなシーンは、ここ。

成績優秀な同級生が剣君に質問します。

成績優秀な彼は、国語だけは剣君に勝てません。

「国語に強くなるにはどうすればいい?」

彼の質問に、剣君は答えます。



私も「本好き」だと思っておりますが、

剣君には負けました。えーん


それでも、読み終わった時に

「これから、塾で出会う子供達に

本を読む楽しみを伝えていきたいなぁ」と

素直に思いました。