本が大好き。
「瀬谷の寺子屋 ひがまなび教室」
塾長のひがっちです。
☆「本の虫 ミミズクくん」①
カラシユニコ
小学館
『負けた。それも小学生に負けた』
読み終わった時、そう思いました。
_| ̄|○
主人公の加藤剣(かとうけん)君。
小学4年生。
表紙の彼が持っている本は、
司馬遼太郎の『燃えよ剣』
ちびっ子が背伸びして、名作を読んでるのかと思ったら、とんでもない。
しっかり内容を理解して、日々の自分の生活に落とし込んでいるのです。
剣君を本好きにしたて上げたのは、
やはり本好きなおじいちゃん。
家族全員に「今、読むべき本」を選び、夕食の後は、「読書の時間」にしてしまうスパルタなおじいちゃん。
剣君以外の家族からは、
少し煙たがられています。
しかし、剣君はおじいちゃんの指導に素直に
従って、すくすくと「本好き少年」に成長していきます。
一番好きなシーンは、ここ。
成績優秀な同級生が剣君に質問します。
成績優秀な彼は、国語だけは剣君に勝てません。
「国語に強くなるにはどうすればいい?」
彼の質問に、剣君は答えます。
私も「本好き」だと思っておりますが、
剣君には負けました。![]()
それでも、読み終わった時に
「これから、塾で出会う子供達に
本を読む楽しみを伝えていきたいなぁ」と
素直に思いました。

