自動車メーカーのスズキは、
三菱自動車による燃費データ
不正問題を受け、社内で燃費
改ざんの有無や、燃費性能を
算出する際の基となるデータ
の測定方法が国の定める方法
に適合するか調査してきた。
調査の過程で「測定方法に関し、
不備がある可能性がある」として
スズキの鈴木修会長は、本日午後、
国土交通省に自ら出向き報告した。
燃費データの不正問題としては、
三菱自動車が4月20日付けで
軽自動車4車種にて燃費性能の
基礎データである「走行抵抗値」
(空気抵抗などを数値化したもの)
を故意に改ざんしていたとして、
燃費を実態より良く見せていた
ということを発表したばかりだ。
三菱では、軽自動車4車種を含む
1991年以降に国内で販売した
ほとんどの車種において、現行の
道路運送車両法の定めとは異なる
不正な方法によって抵抗値を計測
していたということも判明した。
三菱自動車の燃費不正問題を受け、
国土交通省は他の自動車メーカーに
対しても同様の不正がないかを報告
するように求めていたが、スズキが
内部調査をした結果、法令と異なる
方法でデータを計測していたことが
分かり、報告することとなった。
スズキは「燃費性能には影響はない」
として、不正事実の報告については
「意図的なデータ改ざんではない」と
三菱の様な故意の測定数値の改ざんを
完全に否定しており、「測定の方法が
法令とは異なる方法で計測されていた
ため法律違反になった」としています。
スズキは、三菱のような、
「測定
数値自体の改ざん」
などではないという。
故意の燃費不正は否定するが、
時期がよくないので、
印象も
とてつもなくよくないですね。
政府が定めていた測定方法に
合っていなかったための法律
違反であったのだとしても、
信頼そのものをなくすという
ことはとても大変なことです。
スズキも三菱も、
自動車メーカーとしては、
ランクはそれほど高くない。
名前と実績があるのは、
TOYOTAとかHONDA、
ゴーン率いるNISSAN。
MITSUBISHIとSUZUKIは、
不正問題の矢面に立たされる。
MATSUDAやDAIHATSU、
富士重工あらためSUBARU。
競争の激しい業界であるほど、
ほんのささいなきっかけから
大きな変革を余儀なくされる。
今までは平気だったとしても
不正や疑惑が横行していれば、
別の不祥事もおかしくないし
不安も起きてしまうものです。
法令に決められた測定方法を
していなかったということで、
世間一般のお客様に対しては
信頼してもらえなくなっても
仕方ないという風潮でしょう。
地の利を考慮して従来の方法を
やめてマイナスの要素を捨てた。
↓
それはフェアなやり方でないが、
↓
コストがあがるのを抑えただけ。
↓
燃費試験業務の規定を変更して、
自社の都合良いやり方を選んだ。
↓
風が強い地方ゆえ、測定内容に
バラツキがあり何度も繰り返し
テスト走行をする必要があった。
↓
その手間をかけたくないから、
ほかの測定値を参考に妥当な
数値を報告することにした。
↓↓↓
規定通りの燃費測定方法では
なかったものの、正式な燃費
測定方法と比べて誤差の範囲
だから品質的には問題なし。
三菱の場合、コストを下げる為に、
相違ある測定方法を採用しました。
それでも燃費が良くならないので、
計算数値を故意に改ざんしました。
スズキが不正を行ったとなると、
軽自動車メーカーの中では上位に
位置するため、相当な台数になる
ということが容易に想像できます。
三菱と違い、品質的に問題がない
という主張が本当ならば、全車種
をリコール対象として補償したり
するまでにはならないでしょう。
しかしながら、失われた信頼は、
回復するのはとても大変ですね。















