海のかなたはるか向こうに
日が落ちようとしています。
迫り来る夜に呑まれる前に、
明日に備え早めに身を処する。
今日も一日が無事に終わり、
平安に生きれたことに感謝。
来るべき新しい時の中では、
古い過去は昔の出来事です。
時間は取り戻せないけれど、
教訓を活かすことは出来ます。
進むべき時には思い切り進み、
退くべき時は悔いを残さない。
なすべきことを果たすのは
人として当然の責任ですが、
身を引くということもまた
勇気の必要な大事なこと。
退くべき時に退けさえすれば、
損失するものも少なくて済む。
諦めて屈服するわけではなく、
必要に応じ変化に対応すること。
人は何かしら心残りがあると、
気を散らし心揺れたりします。
突然の状況変化に対応出来る
有能な人財は平安な心を持つ。
この世に生きることは得たり
失ったりまた再び見つけたり、
出会いもあれば別れもあって、
得たものは、確保も出来ます。
この世で積んだ富や財産も、
あの世までは持ち越せない。
蔵は破られ、虫に食われて、
錆びたりカビたり滅びます。
この世に生きる証しとして、
人に愛を与えていた分だけは
死んでからも持ち去れます。
心がある所には宝もあるもの。
生きてるうちに知恵を使って
状況判断が適切にできれば、
自分自身の評価も得られるし
他人からの信用も回復します。
何事も、危険な事からは、
すぐに身を退きましょう。
無理して得た利益ではなく、
感謝して受け継ぐのが財産。
不安を捨て自信を持つこと。
安心や安全というものは、
自分への信頼があってこそ
心が安らぐものだからです。





