たいていの人は、「自分は大切な人」であり、もしくは、「自分はすごい人」であるという風に、人から見られたいものです。
多くの人が「自分は重要人物なのだ」と他人から思われたい気持ちを心の中に持って生きています。
自分でもそういう風に、「自分は重要な人物なんだ」と、自分で自分のことを大切に思いたい気持ちが、人の心の中にはあるのです。
「人をほめる人」には、人を引きつけるだけの魅力があります。
ほめる人は、家族や人間関係がうまくいくようになっています。
ほめる人は、自分に自信があり、自分自身のことが大好きなのです。
人をほめるということは、それなりに思いやりも必要であり、形だけで人をほめていたのでは、それは単なるおべっか使いでしょう。
礼節をわきまえておかねば、本当にむなしいものです。ただの慇懃無礼というものです。
人をほめることのためには、知恵や努力も必要となることでしょう。
むやみやたらにほめるより、良い事は自分でも実践して、行動に表せば良いのです。
相手の事情を理解できないなら、ほめたことにはならないのです。
人が、自分にとって、ある特定の人が重要で大切な存在だと表明するのなら、ほめることのほかにどうすれば良いでしょうか。
相手をほめることも良いのですけれども、まず何よりもそのような思いを、その本人にとっての自分なりの行動で示してみましょう。
素敵、素晴らしい、ありがたい、嬉しいと、
言葉や文章に出すことだけでは、まだ本当に幸せで豊かな生き方であるとはいえません。
言葉だけで人をほめるより、すすんで自分でもその素晴らしさを実践し、幸せで豊かな生き方を、多くの人と分かち合うことができるようになれたら本当に幸せなことです。
人は、感謝と喜びを表に出すことと、人に伝えることにより、幸せがどんどん増えてゆくものです。
人は、自分にとっての幸せを感じることだけではなく、人にその感動を伝えることを通して、より大きな幸せを手に入れることができるようになるものなのです。