こんにちは、たかだ鍼灸接骨院です。
前回、自賠責保険への加入は義務付けられているとお伝えしました。では、もし、加入していなかった場合、どんな事になるのかなどをお伝えします。
◆罰則により罰せられます
原動機付自転車を含むすべての自動車は、自賠責保険に加入していなければ運転することができません。自賠責保険に加入せずに人身事故を起こすと、自賠責保険から支払われるはずの賠償金がすべて自己負担になってしまいます。任意保険に加入していても、支払われるのは自賠責保険の補償限度額を超えた金額のみになります。
事故を起こさなくても、自賠責保険に加入していない状態で運転した場合、交通違反となり違反点数6点が付され、即座に免許停止の処分になります。1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられます。
また、自賠責保険の証明書を所持していなかっただけでも30万円以下の罰金が科せられます。
◆事故を起こした場合に国（国土交通省）などから求償されます
加害者が自賠責保険に加入しておらず、国土交通省が代わりに被害者に損害の補てんを行ってくれることがあります。しかし、その場合、国土交通省は代わりに補てんした分を損害賠償責任者（加害者や車の所有者）に対して求償を行います。
また、被害者が国民健康保険や労働者災害補償保険などの各種社会保険を利用した場合には、国土交通省以外の政府機関からもその損害賠償額を求償されることになります。
ここまでは保険を絡めたお話。
事故を起こすという事は、それだけでなく、被害者の方やそのご家族の方にとても大きな精神的ダメージを負わせてしまうことになります。それは、保険を絡めたお話では、解決できないことの方が多いようです。もし自分が被害者やそのご家族の立場になったらと考えると…あまり考えたくないですね。
そうさせてしまう前に交通事故を起こさないためにできることを考えて行動していきたいですね。
次週は、もし交通事故に遭ってしまったら、その時はどうしたら良いのかを書いていきたいと思います。