SLF
が来日しますね。
気付いたころには時遅すぎて、行けなそうです。
なのでパンクです。
表題のドキュメンタリー映画を観ました。
シド・ヴィシャスの死から30数年。
ナンシー刺殺の疑惑をかけられたまま、彼女の死後3カ月後、オーバードーズによる本人の死で捜査打ち切りとなり、彼の死の現場にいた母親アンも90年代に自殺。全ての真相が今も謎のこの事件。
シド研究家で、彼の伝記も出しているアラン・パーカー氏による作品です。
自分の中でずっと、パンクといったら俄然クラッシュとスリッツ!という二本柱を立ててしまっていて、パンクが好きと言いながら意外と通り過ごしたバンドが多いのですが、ピストルズはまさしくそれ。
あまりに普遍的なパンクアイコンであるし、ファッション的なイメージしかなく、彼らの音楽もパンクもよく知らない感じの中学生とかも、なんとなく絵面が かっこいいからTシャツ着たり、少女漫画でも使われるくらい、なんというか一般的になり過ぎているので通り過ごしてきました。
だけど最近マルコム・マクラーレンが死んだというニュースに紐づいてなんとなくyoutubeで、中学生の時に見た映画「シド&ナンシー」やらを 懐かしく見たりしていたら、関連映像を色々見てるうちに、ピストルズの素晴らしさ、中でもシド・ヴィシャスという人間の面白さに、25歳の今更気づいてし まった次第です。
シドとナンシーのドラマやシドのカリスマ性は、ヘロイン中毒者を美談化しているという意見も多々あるようですが、
生き急いで生き急いで、死んだっていいからただカッコよくアウトローなロッカーでいたくて、あとはどうでもいい、
そうやって生きた彼をとてもうらやましく思ってしまう。
世の中、死ぬまでに自分のしたいように感じるままに生きれる人なんて何人いるのでしょうか。
会社で理不尽なことを言われて、即殴りかかって血が流れてもやりあう人なんて何人いるでしょうか。
「シド・シングス」のライナーノーツで大貫憲章さんが、彼はイメージに生きイメージに死んだ、と書いていてとても感銘をうける言葉だったのですが。
理想の自分像を創り上げ、それを全うする。
将来が不安でたまらない事務OLの私になんて一生無理ですから。
それで、映画に戻って、
事件の真相、彼らの素顔について、生前の彼らに近しい友人や元スタッフ、メンバーたちが語るのですが、できる限り個々の意見を客観的に、それぞれの知るシド像、ナンシー像を現実主義的に伝えているのが良かった。
ナンシーは優しい子だという声も、イライラするビッチという声も僻見なく。
結局のところ新犯人の第3者がいるという説を推してはいますが。
それとこの映画を見るまで、ジョニー・ロットンには国家や政治への明確な怒りがあって、シドは何に怒ってあんなになるのかわからないけど、その白痴美が彼 のよさなのだ、と思っていました。けどこれを見て、そう簡単に解せる人ではないのだなと思った。実のところは冷静にものを見たりもしてたんだな、と。
とにかく、面白いと思います。
やっぱりこんな人間はいない。
改めてパンクを一から網羅すべきだと感じました。
あとスリッツのヴィヴが頻出していたのが個人的に感激。
当時最後までいたオリジナルメンバーにも関わらず、再結成には断固戻らなったメンバーだし、予想外に綺麗だったから。感激。
気付いたころには時遅すぎて、行けなそうです。
なのでパンクです。
表題のドキュメンタリー映画を観ました。
シド・ヴィシャスの死から30数年。
ナンシー刺殺の疑惑をかけられたまま、彼女の死後3カ月後、オーバードーズによる本人の死で捜査打ち切りとなり、彼の死の現場にいた母親アンも90年代に自殺。全ての真相が今も謎のこの事件。
シド研究家で、彼の伝記も出しているアラン・パーカー氏による作品です。
自分の中でずっと、パンクといったら俄然クラッシュとスリッツ!という二本柱を立ててしまっていて、パンクが好きと言いながら意外と通り過ごしたバンドが多いのですが、ピストルズはまさしくそれ。
あまりに普遍的なパンクアイコンであるし、ファッション的なイメージしかなく、彼らの音楽もパンクもよく知らない感じの中学生とかも、なんとなく絵面が かっこいいからTシャツ着たり、少女漫画でも使われるくらい、なんというか一般的になり過ぎているので通り過ごしてきました。
だけど最近マルコム・マクラーレンが死んだというニュースに紐づいてなんとなくyoutubeで、中学生の時に見た映画「シド&ナンシー」やらを 懐かしく見たりしていたら、関連映像を色々見てるうちに、ピストルズの素晴らしさ、中でもシド・ヴィシャスという人間の面白さに、25歳の今更気づいてし まった次第です。
シドとナンシーのドラマやシドのカリスマ性は、ヘロイン中毒者を美談化しているという意見も多々あるようですが、
生き急いで生き急いで、死んだっていいからただカッコよくアウトローなロッカーでいたくて、あとはどうでもいい、
そうやって生きた彼をとてもうらやましく思ってしまう。
世の中、死ぬまでに自分のしたいように感じるままに生きれる人なんて何人いるのでしょうか。
会社で理不尽なことを言われて、即殴りかかって血が流れてもやりあう人なんて何人いるでしょうか。
「シド・シングス」のライナーノーツで大貫憲章さんが、彼はイメージに生きイメージに死んだ、と書いていてとても感銘をうける言葉だったのですが。
理想の自分像を創り上げ、それを全うする。
将来が不安でたまらない事務OLの私になんて一生無理ですから。
それで、映画に戻って、
事件の真相、彼らの素顔について、生前の彼らに近しい友人や元スタッフ、メンバーたちが語るのですが、できる限り個々の意見を客観的に、それぞれの知るシド像、ナンシー像を現実主義的に伝えているのが良かった。
ナンシーは優しい子だという声も、イライラするビッチという声も僻見なく。
結局のところ新犯人の第3者がいるという説を推してはいますが。
それとこの映画を見るまで、ジョニー・ロットンには国家や政治への明確な怒りがあって、シドは何に怒ってあんなになるのかわからないけど、その白痴美が彼 のよさなのだ、と思っていました。けどこれを見て、そう簡単に解せる人ではないのだなと思った。実のところは冷静にものを見たりもしてたんだな、と。
とにかく、面白いと思います。
やっぱりこんな人間はいない。
改めてパンクを一から網羅すべきだと感じました。
あとスリッツのヴィヴが頻出していたのが個人的に感激。
当時最後までいたオリジナルメンバーにも関わらず、再結成には断固戻らなったメンバーだし、予想外に綺麗だったから。感激。

