誰かさんに捧ぐ部屋の隣がすぐ階段だから、誰かが階段を上って来るとよく足音が聞こえる。どちらの足音なのか区別はできないけれど、私が求めている足音ならば気持ちが高ぶる。あなたの為に鍵を開け、待ってないふりして待ってるんだ。玄関に入って来るとドキドキして堪らないのに、気持ち抑えて…驚いた顔をしてあなたを見る。仁王立ちしたあなたは冷ややかな蔑む様な目で私を見て、言葉を口にする。その言葉とあなたの姿に興奮が抑えられない。その目で私を見て。言葉で興奮させて。こんな顔見せるの、あなたしかいない。