エンジン始動時に白煙 | AITHON CARS BLOG

エンジン始動時に白煙

ん~まいど!アイトーンカーズの加治です!

引続きエンジンの内容ですが、

エンジンのかけ始めに、マフラーから「モぁッ」と白煙が上がっていませんか?

寒い時に出るマフラーからの煙では無いです。あれは、温度差に起こる水蒸気です。

白煙と水蒸気の分かりやすい見方は、

水蒸気は、重いので舞い上がりません。白煙は、軽いので舞い上がります。





この白煙は、「オイル下がり」と言う微量のオイル漏れの故障です。

「オイル上がり」と言うのもありますが、これはあからさまに白煙が大量に出ます。

こっちは、エンジンの状態も酷い状態になりますので、知らない方でも「ヤバイ!」と思うでしょうね。


よくあるのは、「オイル下がり」の方です。

エンジンのバルブステムシールの劣化により、シリンダー内(燃焼室)にオイルが垂れて

一緒に燃えてしまう症状です。




↑写真の様にステムシールのばねがビヨビヨに外れているのが原因です。

こんなパターンは、非常に珍しい感じですが・・・。

このダメになったステムの隙間からオイルが垂れていくので、「オイル下がり」です。





この状態になってしまう原因として、

●多走行車輌

●オイルメンテナンス不足

●オイル品質/粘度 の問題   ・・・などなど。


この状態をそのままにしていると、

●エンジンの吹けあがりに問題

●バルブにカーボンが大量に付着(オイルが燃焼する為)

●カーボン付着によるエンジンの不調

●燃費の悪化・オイルの減少  ・・・などなど。






この手の修理で、お客様から「ダメなら交換して。」と依頼される事がありますが、

このステムシールは、バルブカバーを外しただけの目視で点検する事は不可能です。

なぜならバルブスプリングが邪魔になり見えないし・・・

スプリングを外したら、バルブ調整が必要になるので作業工程を考えるとステム交換した方が

一石二鳥 的な・・・。

どっちにしろ多走行車で白煙が上がるクルマは、バルブステムシールの交換が良いですね!

※OHVのバルブ調整は、マニュアルには書いていない部分の経験が最も必要な作業です。

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