敬語マニアのコピーライターの前田めぐるさんの新刊が、面白い!!
『その敬語、盛りすぎです!』
最近、SNS時代を反映して、空気を読みすぎ、気を使いすぎたための、盛りすぎた敬語が増えています。
「こちらになります」とか「お名前を頂けますか」とか、なんとなく違和感を感じる人も多いはず。
もし感じないならば、ぜひこれ読んで、正しい敬語を学んでください。
この本は、愛のある的確なツッコミと、「ではどうしたらいいのか?」というアイデアを教えてくれるので…
はまります!
2ページ完結で読みやすいのもうれしいです。
「ほんまや!」と、何度も膝を打ちながら、笑ってしまいます。
たとえば、
「こちらの天気図を見ていただきますと、この3日間は晴天が続きそうです」
の間違いに、私は気づけませんでした。
実はこの文章は、へりくだりすぎと、間違った接続助詞の使い方をしています。
言われて見れば、「視聴者が天気図を見ると、晴れるんか?」です(笑)
著者のめぐるさんは、TVを見るたびに、ツッコんでいたのかもしれません(笑)
ではどう直せばいいかというと、
「こちらの天気図をご覧ください。この3日間は晴天が続きそうです」
となります。
思わず「ほんまや!だんぜんスッキリしているし、ほんまに晴れそうや!」と言ってしまうのです。
「言葉に気を付けましょう」と言われても、どう気を付けたらいいのかわからないし、間違っていることに気づいていないと、どうしようもありません。
気をつけなきゃと思えば思うほど、敬語を盛りすぎちゃって、へりくだりすぎちゃって、肝心なことが伝わらないなんて、本末転倒ですよね。
だから、正しい敬語を使うことは、本当の意味で相手を敬う気持ちが伝わり、言いたいことがしっかりと伝わることにつながるのです。
あなたは、自分のことを上げたり下げたり、他人のことを上げたり下げたり、変な気を使って、変な日本語使ってませんか?
ぜひ、読んでチェックしてみてくださいね!