今日は多田先生の授業だった。多少厳しい一面もあるが、一番責任感がある先生だと思う。


三時限目と四時限目はビデオを使った授業だった。相変わらずNHKの「会社の星」という番組を見て、みんなで聞き取りの練習をやったり自分の意見を述べたりする。


今日のテーマは「先輩と後輩の人間関係」だった。正直、私には分かっている、痛感するほど分かっている。


バイト先では、すごくすごく嫌な先輩がいて、いちいち言われるし、命令されるし、別に上司でもなんでもないのに何かにつけて言ってくる。すーごく嫌味を感じる。


その憎たらしい先輩が、東京理科大学出身、就職活動のために一ヶ月バイト休んでで、その時ちょうど店主が変わって、一ヶ月後店に来たらシフト申請表を出してもあまり新しい店主に入れてくれなかった。


仕事遅いし、何にも後輩たちに押し付けるし、店主もその人あんま好きではないからあいつのシフト連続一週間書いてなかった。ただ、図々しくて自己中心の人は、自分がクビられたということを理解できなかった。今日は店に来て自分の12月の申請表を書いて出した。店主もしょうがないから、今ものすごく人手不足だし、私も一応留学生の立場だし、週28時間超えるとやはりリスクはあるというわけで、仕方なくあいつのシフトを書いた。


ほんとは、もうあいつに会わなくて済むと思って安心したのに、あいつまた戻ってくるって想像さえしなかった。

私の友人も同じ店で働いている。でも、最近なんだが可笑しい。そいつが明治大学の大学院生で、今就職のことですごく悩んでいる。その悩みが彼の表情そのものなんだよ。爽やかな性格の持ち主でいつも微笑みを絶やさずに、友人のことも大切にしている彼が、最近は友人に八つ当たりとかして、怒りっぽくて、もう別の人に変わったみたい。昨日は彼に賄いを頼んで、作りたくない気持ちが見え見えだよ。こりゃもう、いくら友人だと言っても、お互いにその関係を守らなきゃ、小さなことでも、友情が砕けるよ。


話変わるが、今日隣のクラスの男子が、桜美林大学に合格して、そのクラスのみんなが拍手している場面を見た。

それはほんとにいいかな。学校の質はともかく、同じクラスでは、桜美林に落ちた学生もいたらしい。

もっと人に対して思いやりがあったほうがいいじゃないかなと、その時の私はそう思った。

最近学校の先生に面接の練習を頼む学生が多く、進学担当の先生も生徒たちも苦労しているね。

私はもう解放したが(苦笑)、今はビザの更新の件で学校に来なければならない立場である。

自慢できる学校に合格したのは、ほんとにありがたく思ってる。

実は、私の能力が優れているとか、自分はそう思ってはいない。やる気の問題だ。真剣に学習に取り組むことは大事である。一生懸命っていう言葉は、成功に導く道である。怠けるっていう言葉は、失敗を招く。それは間違いなく。もっと分かりやすく言えば、因果関係かな。たとえば私は今の段階で自慢して、勉強もせずに遊びまくっていたら、絶対ダメ人間になるに相違ない。何故なら、盛者必衰という言葉は確かにあるが、それも何かの因(原因)があって、失敗する果(結果)に変わったのだ。


就職は遠いとも近いとも言えないが、まず目の前のこと全部しっかりやっていきたいと思う。卒業した後じゃなくて、卒業するまで、大学生活をどうやって過ごすか、どのような勉強するのか、それこそ今の一番大事な課程である。夢の一つはもう叶ったから、次の夢に進めばいい。憧れの京都大学に、第一歩を歩き出した。千の道も一歩からね(笑


今日はこれで終わる。

おやすみ。