監督を『機動戦士ガンダム00』の水島精二。脚本は『魔法少女まどか☆マギカ』の虚淵玄。面白くないはずがない。

加えてメカの挙動が素晴らしい。なぜならアニメータースタッフにモーションアドバイザーとして「マクロス」絡みの板野一郎氏人までも。そりゃ目の覚めるようなミサイルと砲撃とメカバトル、板野サーカスの面目躍如だわ。

 

電脳空間に生きる人類と生身のカラダをもつ地球人との葛藤する近未来のお話。

でもまぁ、「楽園追放」のアンジェラは本体が電脳パーソナリティであり、画像のキャラは「マテリアルボディ」、すなわち義体という設定らしい。これまた、オタクが大好きな設定じゃないか!

メカデザインは特に好きなタイプではないけど。キャラデザが良かったわ。とくにアンジェラの「お尻」がたまらん。電脳空間から実体をもった人間に意識がインストールされるのだが、その入れ物(肉体)は自分のクローン細胞を使うとか。今回のミッションでは、時間がなかったので、とりあえず「16歳」時のボディを使ったそうだが。いや、ちょっとスタイル良すぎん?上半身はみっちりとしたボディスーツなんだが、下半身はハイレグっぽくてムッチリとした尻肉が茂呂田氏・・・モロ出しとは、けしからん、からもっと見せてくれ。

 

 

CV陣で主要なのは、3人だけ。
ただ、その3人が釘宮理恵さん、三木眞一郎さん、神谷浩史さんという3大レジェンド。安心安全安定のキャストだし。
おまけに、終盤にアンジェラ追討軍として登場する女性エージェントが林原めぐみさん、高山みなみさん、三石美琴さんという、もう持ってけドロボー的な、「鬼滅」状態。なんとも贅沢な。このシーン、なんども見返したわ。
おまけに、序盤に出てくる男性モブがあの古●徹だもんで。

 

ネットの声で一番大きかったのは、このアンジェラの声を釘宮理恵さんがやってることである。

『釘宮さんにしては、スタイル良すぎだろ!』

と言う声が圧倒的なのだ。『確か、日本アニメ界の不文律では「釘宮理恵は、貧乳、コドモ、小動物を主として演じるものとする」と決められてたはず。』 おおーっと、そうだったのか?迂闊であった。

 

とまれ、この作品は一般的な評価も高い。 すごい作品だったみたい。さすが虚淵玄ときいて、鬱展開を若干期待したが、大きく斜め上をいった胸のすくハッピーエンドで誰も死なない快作である。

・日本映画批評家大賞アニメ部門作品賞受賞
・映画テレビ技術協会技術賞受賞
・VAX-JAPANアワード2015優秀賞受賞

 

 

とりあえず、お尻が好きな人は絶対に見た方がいい!