また革新的なドローン用アプリが発表された。
GS Pro (Ground Station Pro) はDJI が開発した
対応可能ドローンの自動飛行や制御を行えるiPad 用
アプリだ。
簡単で直感的な操作でウェイポイントを設定
するだけで、ドローンはそのウェイポイントを
なぞるように飛行する。
その飛行精度も秀逸で3Dマッピングによる地上
撮影に必要な能力も備えているらしい。
また設定したウェイポイント毎に、
機体の高度
機体の向き
機体の回転(時計回り、反時計回り)
ホバリング
ジンバルピッチ(カメラのチルト角度)
を連続的に設定できる。
また、Virtual Fence (バーチャルフェンス)機能
により、指定区域内で機体の最大高度と最大速度
を設定することで、あたかも空中にフェンスが
張ってあるかのように設定した空域からドローンが
逸脱する事やその空域への進入を防止すること
まで可能だ。
上記の設定をプログラムする事により、
予めドローンの飛行経路をシミュレーション
できる。
例えばドローン空撮での利用例で考えると、
飛行速度秒速10m、飛行高度50mで海岸線に
沿って1kmフライトし、途中海岸に立っている
ホテルをカメラでフォローしながら飛び、
その後海側に500m抜けた後、ホテルの正面に移動
して、高度を5mに下げて海面上を海側から
ホテル建物に向け秒速8mで直進し、
250m進んだあたりで高度を20mになるように
設定し、ホテル屋上の高さ30mを通り抜けるために
屋上上空35mあたりを通過するように設定する。
機体は高度20mから徐々に30mに高度を上げ、
ホテルの屋上をスルー。
通過する際もカメラはホテルの建物をフォロー
し続ける。
などという細かな飛行計画をiPad上で設定できる。
この時、万が一ホテルに接触や激突など
絶対あってはならないわけだが、プログラムの
ミスなどの可能性もある。
そこで、新機能のバーチャルフェンス機能を使い
ホテルの建物全体に余裕を持ってバーチャル
フェンスで覆うを設定する。
ドローンはバーチャルフェンスに接触する直前で
ブレーキをかけホバリングするので衝突の危険性
を大きく防止できる。
こういったオペレーションが可能になるという
事になる。
こうなってくると、ドローン空撮オペレーターは
マニュアル飛行のテクニックもさる事ながら、
ドローンカメラのアングルを意識した飛行経路と
ジンバル角度のプログラミングの能力を要求される。
ただ、プログラムすればいいのではなく、
被写体の特徴を活かした画角やレイアウトを
考えながらプログラムする能力を要求される訳だ。
ここはやはり撮影センスという事になるので
誰もが簡単に習得できるものではない。
ここの部分はやはりファインダーを長年覗いてきた
カメラマンのノウハウ要素が必要な部分だ。
要するにこれからのドローン空撮には細かく
自在にドローンを自動飛行させるプログラミング
のテクニックと美的センスという
アーティスティックな要素も必要になるという
事だろう。
何やらドローン空撮の世界も変わりつつある。
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