・グランメルヴィーユ(メル子)その後
■中央から地方へ
残念ながらその後も勝ち星をあげることができず、11戦0勝で中央競馬での戦いを終えることになりました。
しかし、そのまま引退はせず、笠松競馬の後藤厩舎で第二の競争生活に入りました。
そして移籍から2戦目でついに勝利することができ、それから1年、今も丈夫に走り続け、現時点での地方通算成績は19戦3勝2着6回3着4回と、安定した成績を残しながら頑張っています。
潜在能力は低くなかったと今でも思いますが、敗因の全ては気性が悪かったことに尽きます。結局最後までコース、距離適性などもはっきりすることができず終いでした。競走馬にとって気性がいかに大事かということを学びました。
彼女には第二のステージである笠松競馬で怪我に気をつけていつまでも頑張ってもらいたいです。そして、できることならいつの日か、第三のステージである繁殖に上がり、その産駒がキャロットクラブで募集される日を夢見たいと思います。
・グラントリアノン(トリ男)その後
■平地から障害、そして草競馬へ
メル子に続きトリ男も、3歳秋での引退は免れ障害に活路を見いだそうとしたものの、惨敗に終わってしまい、そのまま引退となりました。
残念ながら中央で勝ち星をあげることができなかったのですが引退後、何と長野県塩尻のイベントで草競馬に出走、見事1着になったそうです。いまもきっと元気に余生を過ごしていることでしょう。
全13戦中、7回で掲示板にのるなど、血統通りの長距離での安定した成績、遅咲きの傾向にありました(分かってて出資したのですが)。
3歳の春後半2400~2600のレースで2着、3着、3着と惜しいレースが続いたこともあり、1勝さえできていれば…との思いが非常に強いです。
振り返ってみると、デビュー戦での川田騎手落馬による急遽乗り役の変更から少しずつ歯車が狂っていったような気がします。最後も障害ではなく 500万下の長距離線を試してもらったけど、叶わず終いでした。しかし、上にも書いた通り、引退後も元気にしているみたいでうれしいですね。