6日東京芸大のモーニングコンサートに行く。

 

作曲科の大悟法はな香さんの作品。

眩暈 管弦楽のための

ボードレールの詩集惡の華から着想を得たそうです。

出だしはトゥッティによる大音量で、いかにも現代音楽らしい不協和音。

途中から聴きやすい旋律、何かラヴェルのような気がする曲でした。

3拍子ではなく、7拍子でワルツを書き、平衡感覚が失われ、物憂い眩暈を誘う、という狙いのよう。

なかなか難しくもあり、楽しい曲でもある、みたいな曲でした。また聴きたいと思います。

冒頭と終わりに登壇して曲の解説やら挨拶をされていましたが、走って登場。

よく見たらスーツの下はスニーカー!可愛いですね。学生さんらしい。

 

指揮はジョルト・ナジさん、芸大フィルハーモニー

 

倉沢茉紘さんのヴァイオリンで、ブラームスの協奏曲

大変な熱演。ヨアヒムのカデンツァを演奏した1楽章終盤は満足そうな笑みが。

終了間際にも笑みがこぼれ、やり切った感がひしひしと感じられます。

隣の女性2一組は同級生の親御さんでしょうか、ものすごい拍手を送っていました。

 

ほほえましいです。

 

楽しい演奏会でした。