象の夢を見たことはない -243ページ目

『ぐるりのこと。』

公開から1年以上たった今年の7月『ぐるりのこと。』がスペインで開催されていたラス・パルマス・デ・グラン・カナリア国際映画祭を受賞したと。
The Public Award 、the Signis Jury Awardという二つの賞。
the Signis Jury AwardというのはSIGNISというカトリック団体からの賞で、優れた映画を初めとするメディア作品に対して賞だとか。

言葉とか習慣とかわからないものはあるけれど、それだけがすべてってことでもない。言葉が違ってもわかるひとにはわかるし、言葉が同じでもわからない人にはわからない。
説明すればわかるというもんじゃないというのはよく聞く話だが、きちんと作ると通じるし、いいかげんだと通じない。人の姿勢というのは、意外とどこでもまかり通るし、わかるもんだと思う。

橋口亮輔監督作品を続けざまに観た。『ぐるりのこと。』そして『ハッシュ!』。
寡作な監督なのか、前回の『ハッシュ!』 以来、6年ぶりだそうだ。
作り込む姿勢っていうのは画面見ててもわかる。寡作というのも納得。

場面の端っこで使われる小道具とか、たとえば金閣寺のプラモデルだったり、あるいはセリフのあとの余韻だったり、反応の遅れだったり。
言わんくてもわかるだろうっていうのは実生活だといろいろあるのだが、映画監督として「言わんくてもわかること」を観客へ落としこませて共感を得ようとするのは結構たいへんだろう。そういう意味でやさしさも厳しさも持ち合わせてる人なんだろうと思う。

『ぐるりのこと。』。巷で噂なのは知ってた。派手な映画ではないので目の端に止まってたが寝かせておいた。
$ニャンちゅうなブログ-ぐるりのこと
主演は木村多江とリリー・フランキー。
めんどくさいけど、いとおしい。いろいろあるけど一緒にいたい。
ある夫婦の10年にわたる物語。もともと何事にもきちょうめんな翔子(木村多江)。ある事件を境に、それまではやり過ごせていた日常のある部分が主人公の翔子の上に積み重なってく感じは結構ヤバイ。壊れていく木村多江が演技だとすれば凄すぎ。コワッ。しかももともとめんどくさい女なのである。でも、あんなふうに泣かれちゃほっとけんのよ。

「ただひたすら夫は妻に寄り添い、時間を共にする。意味を求め理想を追うことを止め、漂うように生き直す緩やかな生。射し込む一条の光は、希望と呼べるほどまばゆくはない。生きづらい人生を緩和させ癒すのは、たった一人の理解者であるという、実感に基づく橋口亮輔の心の声が聞こえてくるようだ。」というのはヤフーの映画レポートでこれ以上なにも言うことはなし。

良かったので『ハッシュ!』も続けざまに。こっちもこっちで捨てがたい。なかなかこういう良い作品は売れないのかも。てか、知らない間に上映されて終ってから良さがクチコミで伝わってくる。
うーん。アンテナ張らなきゃね。そんな2作品だった。

ん?あ、おでんくんってリリー・フランキー原作なんだ…知らんかった。。もしかして、アンテナ以前の問題なのか?

インドの占い師

インドの占い師に、知人のコたちが占ってもらったことがある。

占ってもらった結果が傑作で、詳細は割愛するが、インド人だったらそう考えるんだろうという。。彼らの常識の範囲内にしか、着地点がないところが「いやいや、あのね…。もしもし?」的だったり。

所詮は、自分たちが考える範囲にしか収まらないのだ、占いってヤツも。

そう考えると、笑えてしまうのだけれど。。どこか似た状況を探そうとするのが人って奴で。。

人って、なんてかわいらしいんだろうと思ってしまうのさ。。なんて2012年のなんちゃらを見て思うのである(笑)

静寂にも音がある

光ってマンガでどう表現するんだろうかというのが気になり。

太陽を森の中で見たときって梢が見えなくなる。輪郭が消える。

逆に闇の中でわずかな光があったときって、輪郭だけが光る。

過剰なときって、モノが見えなくなるような…そんな気もする。

ある人のブログを見て、そんなふうに思ったわけさ。

そうだね。古い机の引き出しの音なんて良いよなと、サントリーオールドのCM観ながら思ったりもするわけで。



伊藤歩なんていいとこ使うぜ、まったく。

人に出会う運命とやら

SIONという人がよくわからない。

もともと、入ったところがZIGGY&ダスボンだったりHATEだったりする。で、どうも異様なくらいの敬意を森重氏やらフトシくんが払っているのである。誰ぞ?

で、SION&森重樹一。よく知らなかったのでライブは行かなかった。腰ぬけというのはそういう奴をいうのである。何かが走る瞬間にそれに賭けられるかどうか。勝負ってそういうとこにある。。ような気がする。肌でしかわからないチャンスを逃すなんて、なんて愚か。それはともかく。

とりあえず師匠に聞いたところ、「普通行くでしょ?何言ってんの?」な感じだったので、いじましくDVDは買った。で、一度見てやっぱり良く分からず寝かしておいた。

場所—Studio Live & Documentary— [DVD]/SION&森重樹一

¥620
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青山二郎という人がいる。小林秀雄や中原中也や白洲正子やらの中心にいた人物なのだが、この人がまた、まったく良く分からない。なにをするでもなく、なにを残したわけでもない。職業不詳の人物であって、紹介のしようがないので装丁家とか目利きだとか言われている。

観ようとしていたDVDを途中で止めて、ジムへ。身体が疲れた時にしか働かない勘というのがあるらしく、本屋で目に止まったので買った。そのときはなぜ買ったのか良く分からなかったのだが。

天才 青山二郎の眼力 (とんぼの本)/白洲 信哉

¥1,470
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家に帰ってDVDをボーっと眺めていたのだが、「待てよ」と。どうも似ている、風貌も。

さらに村上龍の「愛と幻想のファシズム」を想い出した。トウジってのがいるのだが、そのゼロとの関係。トウジというのはこれまたまったくわからない。職業がハンター。ハンターって。。要は定義できない人物なのである。

そういう引力がある人から抜け出すために男はいったん死ななくてはいけないらしく。てか、自分の中のソイツを殺さなくてはいけない。それがイチかバチかになる。らしく。。幸か不幸か、まだそういう人に出会えてない。たぶん、「腰ぬけ」には一生出会えないだろう。

出会ってやるぜ、そういう奴に。と死ぬまでにやらねばならないことのそれが一つめ。なんかマンガの読みすぎのような気もするが。。そのくらい飾っとかないと人生くそおもしろくもない。

あたらしものずき

あたらしものずきっていう人ってちょっとどうかなあと思うのだが、

それは自分があたらしものずきだったりするからかもしれない。

$ニャンちゅうなブログ-ボージョレーヴィビラージュヌーヴォー

基本安いワインしか買わないのでなんなのだが、日本人がヌーヴォー好きなのは初物好きというだけでなくて、フルーティーなワインが好きだからなんじゃないのかと思う。今年は50年に一度の傑作とか。踊らされてるなあ、オレ。

でも、この香りはすごく好き。ものっそフルーティーです。香りで頂くワインな感じです。すぐ1本いってしまう。

どうせなら日本の農産物も『初物のなんとか』というブランドを立ち上げて一斉解禁するなんていうマーケッティング戦略とれないもんかしらねえ。なにも不景気なときに海外に金ばらまく必要などないし。運送なんていうエコの観点からだってそうだろうと思うのだが。。