こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
金融機関さんの『医療保険』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
金融機関さんが、『医療保険』をおすすめしている店頭看板です。
金融緩和が続く中、今、金融機関さんは、いろいろな分野で活躍しています。
『医療保険』もその1つかもしれません。
相談件数を多くしたいのか、間口を広く取っている看板です。
もう少し絞り込んで伝えて行くと、相談件数が多くなると思います。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>医療保険
>ご相談受付中
>・日帰り入院から保障されまされますか?
>・先進医療の費用は保障されますか?
>・保障が一生涯続きますか?
>・保証料の負担を軽くしたい!
>・今の保険に加入したのは随分前だ!
>1つでも気になるお客様には
>ぜひ一度ご相談下さい
→まず、現状に疑問を持ってもらう問い掛けからスタートします。
→例えば、『もしも病気やケガで入院が長引いたらと、不安になったことはありませんか?』
→このように問い掛けることで、『そうそう、あるある』となれば、興味を持ってもらえます。
→そうしたら、実態をズバリ伝えるのです。
→例えば、『実は、治療費だけでなく、差額のベット代や・・・』
→こうしておいて、『医療保険』につなげると、刺激されるお客さんが一定数現れるでしょう。
→最後は、行動の促しです。
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(金融機関の医療保険)
らと、不安になったことはありませ
んか?
実は治療費だけでなく差額のベット
代や入院時の食事代、テレビのカー
ド代など結構負担が大きいんです。
そんな時、医療保険に入っていると
入院一時金がまとまった金額で受け
取れるので、安心ですよ!
例えば、
◆入院給付金 1日分が5000円
◆1入院の支払い限度日数 60日
保険料は早めの方が、お安く、加入
時のまま一生涯保障されます。
いつか入らなければ思っているとし
たら、早めにご相談下さいね!
あなたにピッタリ合った保険をお探
しします。
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→相談件数を多くしようとすることも大切ですが、成約件数を多くすることが今回のポイントです。
→そのためには、現状に疑問を持ってもらい、お客さんが気付かない解釈を伝えましょう。
→そうすることで、お客さんは興味を持って、こちらの提案を受け入れてもらえることが多いです。
→相談件数を多くすることは、ある面大切なことですが、成約できなければ手間ばかリ掛かって、何もなりません。
→この辺りを意識すると、今までと違った看板になるはずです。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則