店頭看板の事例(家電販売店のミシン修理) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

家電販売店さんの『ミシン修理』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

家電販売店さんが、『ミシン修理』をおすすめしている店頭看板です。

 

シンプルに修理のお知らせをしています。

 

できれば、もう少しお客さんに寄り添ってあげたいです。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>家庭用

>持ち込みミシン

>修理承り中!

 

 

 

→お客さんに寄り添うには、現状の投げ掛けからスタートしましょう。

 

→例えば、『ご家庭で、急に動かなくなったミシンはありませんか?』

 

→この後、そんなミシンの修理が可能なことを伝えて、『どんなトラブルがあるのか』をお聞きすることを促します。

 

→そして、『修理費用がいくらなのか?』を無料でお見積りできることも伝えましょう。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(家電販売店のミシン修理)

ご家庭で、急に動かなくなったミシ
ンはありませんか?

ほとんどの家庭用ミシンは、余程の
故障でない限り修理が可能で、何十
年も使えることが多いです。

例えば、
・縫えない
・糸が絡む
・糸調子が合わないなど

まずは、どんなトラブルがあるのか
一度、お聞かせ下さいね。

ミシンをお持ち込み頂けると、無料
で修理費用をお見積り致します。
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→お店が言いたいことをお知らせするのでなく、お客さんに寄り添うことが今回のポイントです。

 

→そして、ただ修理するだけでなく、今のミシンを修理してそのまま使い続けるのと、新しいミシンと買い替えるのと、どちらが良いのかまで、寄り添ってあげましょう。

 

→ミシンなどの家電製品は、どんどん新しい機能が増えています。

 

→今までのミシンの機能で十分で、修理費用がそんなに高くなければ、そのまま使い続けることも可能ですね。

 

→しかし、お客さんが新しい機能に魅力を感じたら、修理するのでなく、買い替えることも選択肢に入ります。

 

→お客さんに寄り添うことができれば、どちらかを選んでもらえます。

 

→ただ修理するだけでは、もったいないのです。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則