こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
うどん専門店さんの『ちゃんぽんうどん』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
うどん専門店さんが、『ちゃんぽんうどん』をおすすめしている店頭看板です。
イラストがとても目立っていますね。
『季節のおすすめ』として、商品メニュー2つのお知らせです。
できれば、もう少し情報提供してみたいと思います。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>季節のおすすめ NEW
>(写真)1/2日分の野菜
>・野菜たっぷり ちゃんぽんうどん
>税込980円
>・梅とろろ ぶっかけうどん
>税込830円
→2つのメニューをうち1つに絞ってお伝えします。
→なぜなら、1つにしないとメッセージが届かないからです。
→今回は、『ちゃんぽんうどん』にします。
→そして、『野菜たっぷり』という特徴から、メッセージを始めるのです。
→例えば、『毎日きちんと野菜を摂ってますか?』
→そして、どれくらいの野菜を摂ればいいのかを伝えます。
→この後、商品メニューにつなげて、その特徴を伝えて、最後に行動を促すのです。
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(うどん専門店のちゃんぽんうどん)
できれば1日350gが必要です。
しかし、分かっていてもそれだけの
野菜はなかなか摂れません。
そんな時におすすめなのが、
野菜たっぷり ちゃんぽんうどん
¥980(税込)
野菜本来の甘味や旨味が、コシのあ
るうどんと利尻昆布の出汁によく合
う一杯です。これだけで、1日に必
要な野菜の半分が摂れますよ。
野菜は生でそのまま食べるより、加
熱することでかさが減り、一度に沢
山摂れるのです。
『野菜不足かな?』と思った方は、
ぜひお召し上がり下さいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→メニューのお知らせだけでなく、メッセージとしてお客さんに伝えることが今回のポイントです。
→そうしないと、『なぜこのメニューがおすすめなのか?』が理解されません。
→理解しないと、興味が湧かないのです。
→もちろん、『ただ何となく』、食べたくなるお客さんもいます。
→しかし、それでは、こちらの意図が伝わらないのです。
→それでは、実にもったいない話になります。
→そうならないために、しっかりとメッセージとしてお客さんに伝える必要があるのです。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則