店頭看板の事例(居酒屋店のたこ焼きとお酒) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

居酒屋店さんの『たこ焼きとお酒』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

居酒屋さんが、『たこ焼きとお酒』をおすすめしている店頭看板です。

 

シンプルに商品名と価格をお知らせしています。

 

できれば、『たこ焼き』とおすすめの『お酒』を伝えたいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>たこ焼き 3個 200円

>      6個 400円

>     12個 800円

>唐あげ  1個 100円

>生ビール 中ジョッキ 500円

>     小ジョッキ 400円

>日本酒 450円~

>地酒 560円~

>焼酎 各種 400円~

>ハイボール 400円

 

 

→まずは、『たこ焼き』のことを簡単に伝えます。

 

→例えば、『関西のソールフードのたこ焼き』

 

→この後、『出来たてのたこ焼きを・・・』と続けます。

 

→そして、『たこ焼きに合うお酒は?』と、よく合うお酒をおすすめするのです。

 

→例えば、『1位、定番はやっぱりビール』

 

→この後、『2位』、『3位』とおすすめします。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(居酒屋店のたこ焼きとお酒)

関西のソールフードのたこ焼き

出来たてのたこ焼きをフーフー、ハ
ァーハァーしながら食べるのが最高
に美味しいです。

たこ焼きに合うお酒は?
◆1位、定番はやっぱりビール
・アツアツのたこ焼きと冷えたビー
ルがとてもよく会います。

◆2位、人気のハイボール
・シュワッとさわやかな飲み心地で
たこ焼きが何個でも食べられます。

◆3位、意外と日本酒
・特におすすめは大吟醸、フルーテ
ィーな味わいが相性抜群です。

仕事帰りにふらっと寄って、1日の
疲れを吹き飛ばして下さいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→商品名と価格だけのお知らせでなく、『アツアツのたこ焼きと、どんなお酒が合うのか?』と伝えることが今回のポイントです。

 

→このように具体的に伝えると、食べたり飲んだりしている様子が、イメージしやすくなります。

 

→イメージできると、一気にお酒が飲みたくなるのです。

 

→これは、お酒が好きな人ほど強くなります。

 

→『ビール』、『ハイボール』、『日本酒』など、おすすめのお酒が飲みたくなるのです。

 

→そうすると、『仕事帰りに、ちょっと寄って行くか?』と、感情が刺激されてしまいます。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則