ペットの遺骨 | 縁切り日記

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都内在住、元夜の世界の住人、現在はアタオカ発達障害、仕事ができなくても、コミュ障でも運だけでなんとか生きているメンヘラ子なし兼業主婦

現代はペットを自分の家族同様に、いやそれ以上に可愛がる人いますよね

 

そしてペットが亡くなると、ペット霊園に埋葬したり、自宅に仏壇を設置して写真飾ったりとか

 

ailureちゃんの実家では昔飼っていた猫が死んだ時、隣の空き地に埋めました

 

親が自宅の敷地内に埋めるのはよくないからだとか

 

でも雑木林のような場所とはいえ、勝手に個人の所有地に埋めるのはどうよ?と思いましたが・・・・・・

 

中にはペットの遺骨を自宅に置いたりペンダントにしたりする人もいるらしい

 

これってどうなんだろう・・・・・

 

ペットでなくても人間でもなんだか・・・・・と思うのは現代では少数派なのだろうか?

 

なんとなく感覚的にailureちゃんには合わないのですが・・・・・

 

夜勤務だった頃に、今で言う反社のお客がいてペットに小型犬を飼っていた

 

バツイチ子なしの客はそのメス犬を娘の様に溺愛していた・・・・・

 

しかし、2歳頃に自宅出産させようとしたが、母子共に死亡

 

犬に詳しい人によると犬のお産は軽いと言うが、それは雑種の話で、血統書付きの犬というのはそうでもないとの事

 

自分が病院で出産させなかった為に早死にしてしまった娘(犬)

 

お客は俺の責任だと店でも大泣きして後悔したそうだ(私はその頃もう退店していた)

 

そしてそのお客は娘を火葬にしたが、遺骨は霊園などに埋葬せずに、自宅の居間に置いた

 

お客は動物が好きなのだが「もう二度と動物は飼わない」と誓い、事実そうした

 

それから二年程して、私がたまたまその店に飲みに行った時に、その客もいたのだが・・・・・

 

見てギョッとした

 

別人のような風貌になっていた

 

当時42歳ぐらいのはずが、総白髪になり、身体も痩せて骨が浮き出ていた・・・・

 

最後に会ったのは3年程前だったけど、中肉中背、髪もフサフサしていて、喫煙者だけど肌もきれいだったのに、今の客は70歳近くに見える

 

私を見つけて呼ぶので、仕方なく席に行ってみると、私の手をものすごく強く握り、呂律の回らない口調で挨拶してきた

 

「a・・・・a・・・・ailureちゃん・・久しぶりだねぇ・・・あいつが・・・あいつ・・・・死んだんだよ・・・・ガキと一緒に死んじまったんだよ・・・・・線香上げに来てくれよぉぉぉ・・・・・」

 

酒に強く、いくら飲んでも何も変わらなかった3年前の客

 

握力の加減も効かない、身体をまっすぐ保てず、よろけて話す、まるで死期の近い老人のよう

 

それから2年程して、客は病死したと風の噂で聞いた

 

娘(犬)の死が身体も心も蝕んだのか

 

ペットの遺骨を自宅に置いたのがよくなかったのか

 

誰にもわからない

 

ただ遺骨というのは、時代に関係なく、本来家に置くものではないらしい

 

ここからは完全に私の考えなのだけど、遺髪を持つのは海外でも日本でも聞くよね

 

「遺髪」はよくて「遺骨」はダメなのって、「髪」は生きていても普通に抜け落ちて、その辺に落ちていたりするけど、「骨」は抜けないよね

 

死んで遺体が朽ち果てなければ、この世に現れる事はない骨と、いくらでも次々と生え変わる髪では、意味が違うのではないかと

 

骨がこの世に現れるのは、持ち主が向こうの世界に旅立った証

 

向こうの世界に旅立ったのに、こちらの世界に無理やり引き留めておくのは、故人(動物も)によくないのではないのだろうか?

 

人間なら納骨する、動物も納骨か地域により、この世に未練の残らない場所に埋めるのがよいのではないかと思う

 

先日の都内の雪

 

確か今回の犬が死んだのも今ぐらいの時期だった・・・・