今日の記念日
「音の日」

1877年12月6日にエジソンが自ら発明した蓄音機で音を録音・再生することに成功したことが由来となっています。
エジソンは世界で初めて蓄音器というものを発明したとして知られていますが、実はエジソンの前に蓄音器は発明されてました。
最初の音を記憶する装置は、1857年にフランス人のエドゥアール=レオン・スコット・ド・マルタンヴィルによって発明された「フォノトグラフ」だとされています。
「フォノトグラフ」については音を波形にして記録する装置で、音を再生することは出来ませんでした。
そこでエジソンなどによって改良を加えられた結果、レコードやその再生専用機器が発明されました。
つまり、エジソンは蓄音器を用いて音楽を録音・再生を実用化する段階までもっていった人物です。
ちなみに、エジソンの蓄音器による録音・再生の実験によって初めて録音された楽曲は「メリーさんのひつじ」だったそうです。

【音楽の雑学】
※世界のピアノは黒色ではない
皆さんはピアノの色を想像するとしたら何色をイメージするでしょうか。
日本ではピアノといえばあのツヤのある「黒色」であることが当たり前となっていますが、実は世界的に見るとピアノが黒色ではない国がたくさんあるそうです。
世界規模で見ていくとピアノの一般的なカラーは「茶色」となっていて、木材にニスを塗って加工をしたもので、日本のものとは違って木目模様の茶色をしているピアノが主流となっているそうです。
なぜ日本では黒色のピアノかというと、黒色に塗る事によって高級感を出すためです。
ピアノは高級品であったことから、ピアノを演奏する目的で買われるものではなく、お金持ちのステータスとしてピアノを購入する人がとても多かったそうです。
そのことから、お金持ちの人の購買意欲をさらにくすぐるために、高級感のある黒色のピアノが生産されるようになり、黒色のピアノが主流となりました。
※なぜピアノで音が小さいという意味なのか
音楽の授業で習ったかと思いますが、音楽記号で音の強弱を表現する時には「ピアノ」「メッゾピアノ」「メッゾフォルテ」「フォルテ」などといった記号を使います。
「ピアノ」については「弱く」という意味になりますが、そもそもピアノ自体が楽器の名前なのにも関わらず、音楽記号として登場するのも不思議です。
これについてはピアノが存在しない時代にはチェンバロと呼ばれる鍵盤楽器が主流で、チェンバロは鍵盤を叩く強さで音の強弱をつけられなく、ピアノは鍵盤をたたく強さによって、ハンマーが弦を叩く強さも変わるため強弱がつけられる仕組みになっています。
この強弱がつけられる鍵盤楽器であるという理由から、開発当初は「ピアノフォルテ」という名前で売り出されていました。
しかし、やがて名前が省略されてしまって「弱く」という意味のピアノだけが残りました。
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