今日11月14日は「いい石の日」です。

「いい(11)石(14)」という語呂合わせが由来となっています。
また、石工職人が尊ぶ聖徳太子の命日であるこの日を「太子講」としていたことも由来となっています。
制定した山梨県石材加工業協同組合によるとこの日を「墓石で先祖を供養する文化、伝統を守ること、石組みで美しく趣のある庭を築くことなど、石を加工、配置する技術の巧みさをアピールする日」ということを目的としてます。
石と人間の生活は古代から深い関わりがあり、古代では石を道具として利用したり武器にしたり、信仰の対象とされている石も存在しました。
現在でも見た目が美しい石は宝石として身体に身につけられていたり、また石材として加工されて建築資材などとしても利用されていたり、鉱石も加工することによって鉄や銅となったり、石は人間の生活には欠かせないものとなっています。
そして未来の人間の生活も支えていく大切な資源でもありますので、大切に使っていきたいです。

【石の雑学】
※ラッコは石にこだわりを持っている
石を道具として利用する生き物は人間だけではありません。
海の可愛い生き物である「ラッコ」もお腹の上で石を使って餌となる貝を割って美味しそうに食べています。
実はラッコは餌を食べる際に適当に石を調達しているのではなく、石にかなりのこだわりを持っています。
なぜなら、ラッコは自分が気に入った石を見つけると、食事のたびに交換することはせずにその石をずっと使い続ける習性があります。
ラッコの面白い習性の一つとして、自分のお気に入りである石を仲間のラッコに自慢するということもあるそうです。
それでは、ラッコが食事を終えて使い終わった石はどこにしまっているのかというと、脇の下にあるポケットにしまいこんでいます。
自分が大切にしていたお気に入りの石を無くしてしまった場合には食事ものどを通らなくなってしまうほど落ち込むこともあるそうです。
※世界一硬い石は何?
世界で一番硬い石と聞かれたら皆さん何と答えるでしょうか。
だいたいの方はダイヤモンドを想像されるかと思います。
しかし世界にはダイヤモンドの硬さを超える石がなんと2つも存在するのです。
それは、ウルツァイト窒化ホウ素とロンズデーライトです。
ちなみにウルツァイト窒化ホウ素が世界で最も硬い物質とされており、実際に高硬度の鉄の切削などに使用されています。
ロンズデーライトは隕石衝突時の圧力と熱で出来る物質で、現段階では人工的に作る事はできません。
これらの物質が見つかる前までは天然では最も硬い物質であったダイヤモンド。
人工ではいくつかダイヤモンドを超える硬さの物質は作られてきましたが、そのうち「ダイヤモンドは硬い」なんてことも聞かなくなるかもしれません。


