
なぜ、仲が良いことが美しいのか。
それは、むつみ合うおふたりの心の中の美しさが、外に透けて見えるからではないでしょうか。
これは反対の状態を考えてみるとよくわかります。
喧嘩をしたり、争い合うような人間関係のそばにいた場合、見ている側の心まで、すさんでくるはずです。
つまり「仲が良い」ということは、当人同士にとっても素晴らしいことであり、周囲にまでよい影響を与えることになります。
できることなら、そのような人間関係を、そこかしこで築いていきたいものだと願わずにはおれません。
「夫婦」という関係だけに限らず、阿吽の呼吸で通じ合っている人間関係というものは、本来誰とでも築けるはずです。
_______
こころの匙加減
髙橋 幸枝 著
飛鳥新社
_______
仲が悪い人たちを見ていると、その周りの人も影響を受けます。
夫婦の仲が悪いと、子どもがその影響を受けます。
スタッフ同士の仲が悪いと、お客さんがその影響を受けます。
先生の仲が悪いと、生徒がその影響を受けます。
では、どうしたら仲が良くなるか?
これは、お互いが意識しないと出来ません。
無意識で、勝手に良い関係が築けるということはまずありません。
意識して、仲の良い関係を築いていくのです。夫婦も家族も職場の仲間もチームメイトも、仲良くなると決めて、仲良くなる事を行動をしていく。
お花を買うとか、気の利いたことを言うとか、手伝うとか、褒めるとか、時には本気で叱るとか、相手のことを想う行動が、関係を築いていきます。
よく、チームワークが良くないとか、家族の仲が良くないとか、職場の雰囲気があんまりとかって聞きますが、それは「良くしようと意識していない」だけだったのです。
誰かが仲良くしてくれるのを待っていてもダメなんです。
夫婦だったら自分と相手しかいないので、相手任せ、相手のせいにしていては、いつまでたっても変わらないでしょう。
自分から、仲良くする行動をする!
それが、仲良くいる秘訣であり、それが周りの人にも良い影響を与えていくということです♪
※魂が震える話より❗


