長倉顕太(けんた)氏の心に響く言葉より… 


ときめきが続く、お花の定期便bloomee(ブルーミー)

 

環境適応能力を語る上で、もう1つ欠かせないキーワードが「好奇心」だ。

好奇心がある人は、新しいことを知るたびにワクワクし、どんどん深掘りして学ぶ。 

その知識を実践に活かす。

結果的に、自然と環境の変化にも乗りやすくなる。 

では、好奇心は生まれつきのものなのかと言えば、私はそうは思わない。 

好奇心は訓練によって育てることが可能だ。

特に読書はそのトレーニングとして最適だ。

本を選ぶ際に、あえて自分が無関心だったジャンルを手に取ってみるのもいい。

こうした経験を何度か積むうちに、自分の中でアンテナが広がっていく。

もともとは興味がなかった分野に対しても、「もしかしたらおもしろい要素が潜んでいるかも」と考えられるようになる。 

鍛えられた好奇心は、どんな環境変化に直面しても「まずはやってみよう」「まずは調べてみよう」という積極的な姿勢を生み出す。 

この姿勢は読書に限らず、人生においても重要だ。 

私は、「好き嫌いではなく、新しいことをやれ」というメッセージを伝えている。

つまり、「やったことがないこと」をやれということだ。 

人は「慣れ」を無意識に求めている。

だから、「やったことがないこと」を避ける傾向にある。

また、世の中には「好きなことをやろう」「好きなことで稼ごう」みたいなスローガンも多い。一見、魅力的なスローガンなので、影響を受ける人も多い。 

でも、どうだろうか。

好き嫌いなんて価値観は、過去に誰かに押し付けられたものにすぎない。

それから解放される意味でも「やったことがないこと」を選択していくべきなのだ。

 《やったことがないことを選ぶと、成果につながりやすい》


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好きなことだけをやっていくと、「意外性」や「よき偶然」は生まれにくい。

自分の好きな分野、好きな人、好きな情報だけが集まってくるからだ。

ニュースも、SNSの投稿も、YouTubeのおすすめも、自分の好きなものや価値観が同じものばかりが出てくるのと同じだ。

検索エンジンやSNSは我々の過去の好みや、クリックした履歴をもとに「あなたはこれが好きでしょう」という情報を選んでくれる。

ニュースでも自分の嫌いなニュースは出て来ない。

するとそこが自分のコンフォートゾーンになってしまう。

だから必要なのが「新しいこと」。

自分がまだ経験したことのないこと。

それは、多くは人からの「頼まれごと」から始まる。

「頼まれごと」の多くは、自分の意図していないことがやってくる。

好きとか嫌いとか、得意とか苦手とかいうのにも関係なく、オファーがくる。

それがつまり自分にとって「新しいこと」。

そして、これは読書も同じこと。

Amazonでは自分の好みの本ばかりがラインナップされる。

だからこそ時には、リアルの書店に行き、棚の本を眺めて、手に取ってみることが必要なのだ。

すると、新しい本が目に飛び込んでくる。

『「好きなこと」ではなく「新しいこと」をやる』という言葉を胸に刻みたい。


 

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