親の教育ってなに?

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楽器の先生をしている友人が今日の朝、LINEでメッセージを送ってきた。

「ねぇねぇ、1年以上ピアノ教室通っている子が家にピアノ持ってないんだって。ありえる?」

電子ピアノはピアノじゃないとか、アップライトの構造はグランドピアノの構造と違うとか
芸事はお金もかかるので、落としどころをどこにするかを保護者の間ではよく議論になるが
その話は、そんな次元ではない。

私はこう答えた。
「うーん、毎日やってこそ、伸びていくのに、週1回って教室に練習しに行っているのかな~

基本的には週1回のレッスンなら、1週間で宿題を練習してきたものを先生に見せるよね。」

「でしょ?それって、同じ教える立場の者として、何を求められているのかわからない。」

楽器の先生の友人はつぶやいた。

何を求められているか分からない、教育現場でよく聞く話ではある。

丸投げの保護者の一方で、先生を思い通りにしたいという保護者も多いように思う。

「教育のこと考えたら、私は昔のほうが好きだったな。先生の言うこと、親の言うことが絶対だったでしょ。
逆らうなんてできなかったよね。先生の敷居が下がってしまっているよね。でも伸ばすことを考えたら昔のほうが近道だったように思うな~」
と言う。小さいころから何十年も同じ楽器で学んできた友人の言葉は重い。


先生の敷居が下がってしまったのは、単純に母親が高学歴化してしまっていたり、
教師の給料を知っていたり、近年のお客様サービスの感覚で言いたいことを言ってもいいと保護者が
思っているとか、いろんな理由があると思う。

でも、私も実際、生徒さんの保護者から相談を受けることもある。
「A先生の教え方がよいので、B先生にも同じようにしてもらえないか、伝えてもらえないでしょうか?」
とか
「うちの子供には、こういう教え方が楽しめると思うので、それを取り入れてもらえないでしょうか」
とか
もちろん、現地コーディネーターも
if it is reasonable, teachers will able to change と言っている。
それが合理的な内容であれば先生もすぐ取り入れてくれるだろう。

しかしそのような要求のほとんどが、「先生を自分の思うように変えたい」というものである。
そこには、私も正直首を傾げる。だって、そこには先生を尊敬しているというには感じれないし、あたかも、先生やスクールをモノとして考えているようにも思える。

じゃあ、例えば、こんなことはないけれど、モーツアルトが教えてくれるという。
そして、親が先生にこんなことを言うとする。
「うちの子は最初はこのテキストからやってもらえたら、楽しくなると思います。、その後はもうしばらく、ピアノの前に座らせないで、
歌と踊りで楽しんでもらえないでしょうか?」

・・・先生が使用していないテキストの指定など言えるのだろうか。逆に1週間の練習なしで、レッスンに行けるだろうか?

プロの先生であれば、何がその子向いているかは親に指示されなくても、
数回やれば判断できるはずだ。逆に素人の親から指示されることで、それが強制となって
おかしな方向に行く場合も多い。
保護者は今をこの問題を解決させるためにはどうしたらいいかということに捉われて、長い目で見れていない。
本当に伸ばすためには、今はどうするべきは、親の判断ではなく、実際には先生にお任せしたほうがよいと思っている。

例えば、英会話でも、「発音や文章を先生が訂正しないときがあります。
何回の発音を繰り返させたり、Yes,Noだけじゃなくてフルセンテンスで答えるようにしてください!!」

と言われることがよくある。

いやいや、あなたのお子さんの年齢と実力知ってますか、、?

先生に聞くと、「もちろん、やるけど、まだ3歳だから、集中力が続かないのよ。だからそこで
しつこく練習させても、嫌で泣き出だして、レッスンがそこで終了してしまうから、
顔色みながら遊びも入れて少しずつやっているよ」と言う。


母親にその旨をなるべくやんわり伝えると、
「いや、集中力が続かないんじゃないんです、甘えてるだけです!
泣こうがわめこうが、構わず何度も何度も練習させてください!!」

「分かりました、先生はプロですのでお任せしてほしいですが、一応その旨先生に伝えておきますね」

先生が保護者の要求に従わなかったら、最後はブチ切れて連絡が入る。

「何度言ったら分かるんですか、私は自分でできないところを先生にやってほしいと思ってるんです!!
泣いたら他のものをやるとか、本当にやめてください。うちの子は、今ここでできるようにしないとダメなんです!!
先生に何が何でもやってくださいと伝えてください!!
何度言ってもやってもらえないということは、愛子さんの言い方が悪いんじゃないですか?!」

う~ん、その時、一生懸命なお母さまには申し訳ないけど、

結局、親ができないことを先生がやってくださいって、それ自体はいいけど、
完全操り人形じゃん。先生に対する尊敬もなければ、先生をモノとしてしかみてないし、
モノがちゃんと動くか母親が確認してるだけだわ。。。

おそらくそのうちに気が付くと思うけれど、一生自分の思い通りになる人なんか絶対に見つからないし、
全部このお母さんの言うことを聞いていたら先生が混乱させられて潰れてしまうわ。
親はお金払っているから、先生には聞いてもらって当然だと思ってる?
もしも、先生が本当のプロならやるべきだと思われてる?それは違うわ。
教育ではない。

と感じました。

数年前、その一件があって以来、
私は一生懸命、「お母さまのお気持ちは理解しています。先生にも伝えます。
ただし先生のお考えもありますので、そぐえない場合もあります。
まずは先生に従ってください。」と伝えています。

親がやるべきことって、このように、先生を自分のいいように変えることではないと思うし、
ピアノがない家庭みたいに、先生に丸投げというのも違うと思う。
それで子供が伸びるという魔法はないと思う。

ピアノであったら、練習をやりなさい!っていうだけじゃなくて、
指導までしなくてよいから、練習時間を傍にいてあげたり、
ピアノやオケーストラの子供向けのコンサートへ夏休みなどを利用して連れて行ってあげたり、
図鑑やYOUTUBEや映画などで、中世のヨーロッパや昔の音楽家たちを歴史について一緒にみたり、
ピアノを好きになるための方向付けをしてあげることではないかな。

英語で言ったら、世界の人たちはどんな生活をしてるか一緒に映画や図鑑をみたり、
英語でディズニーアニメをみせたり、レッスンの予習と復習を一緒にしたり
毎日のレッスンそして、語学が楽しめるためのお膳立てをすることではないのかなと思う。

親が先生になってしまい、先生に物申したり、先生が二人になっては子どもは混乱する。

実際、公文やピアノの先生にも、変な風になるから親は教えないで、
とにかく詰まってしまったら、無理に教えずに、すぐ連れてきてくださいと言われます。

正直私は自分でスクールを作ったので、指針としてこんな教え方がいいと要望は伝えてます。
だからお母さまの気持ちは分からんでもないけど、細かく細かく先生をロボット化していくことが、
必ずしもいいことではないと思っています。結果として先生の熱意や意欲を削ることになるので。
先生たちのレベルが高ければ解消できる問題だと思っています。

私たちは工夫を重ねて、何が効率がよく、かつ楽しんでレベルアップしできるか
考えながら、先生と相談してスクールを作っております。
ご家庭での学習のやり方について、相談を受けながらやっております。

留学をさせたり、凄く高い語学教室に通ったり、外国人と関わるように常にするようにするとか
普通の日本の小学生の生活から必ずしも逸脱しなくても、高度な教育は絶対にできると思っています。

現在のオンラインスクールで伸びないよ、とお悩みの方ご連絡ください。
先生やスクールの問題だけでなく、テキストの内容や、家庭学習について
適切なものを先生たちと一緒に考えていきます。

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