日本の子供としての英語

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小学2年生の娘が昨日半べそをかきながらポツリと話してきた。

「〇〇さんは片手でしかピアノを弾いてなかったのに、みんな凄いって言ったんだよ。
 〇〇さん最強!って
 そして、私に、あなたはこれできる?できないよね?
 他の子からも、やめなよそんなこと言ったら××(娘)ちゃんが可哀想だよ!
 と言われて、私はとっても悲しかったよ」と。

娘は、毎日朝晩欠かさず練習をし、2学期にピアノのコンクールがあり、
その時毎日2時間は必死で練習をしていた。
少なくともピアノを根詰めて頑張っていたし、片手の子よりは、、という自負があったと思う。

私は
「あなたが頑張ってるのはママと先生が一番よく知ってるよ。
 だけど、お友達に私のほうが弾けるかもしれないと思っても、絶対に言っちゃいけないよ。
 凄いねって言いなさい。
 でも、もし、私のができるよ!って言ったら相手はどう思う?嫌な気持ちになるよね?
 だってその子はその子で別で頑張っているわけだから。凄いね、が正解だよね?

 さあ、もっと練習してめちゃくちゃうまくなりなさい。もっとうまくなれば、
 私できるよ!なんて自分から何も言わなくても、誰かが認めてくれるから。
 そして、人なんかと比べず、
 長く続けていくことのほうが大事だよ。
 とにかくほかの人のことは見ずに
 今日はやりたくないなとか自分の弱い気持ちと戦っていきなさい。」

と言った。娘は腑に落ちたような、腑に落ちてないような、神妙な顔つきで話をまじめに聞いていた。

ただ、娘の気持ちも凄くよく分かった。自分の不得意分野なら他の子が自慢してきたとしても、
凄いねって素直に言えるけど、頑張っている分野で自慢されると、焦りもでるし、
私だって!という嫌な気持ちになってしまうというのは人間誰しも同じであると思う。

私も小さいときに、同じような経験をし、母に愚痴ったような記憶がある。
具体的にどんなことだったかは覚えていないけれど、
自分がばかにされた、こんなに頑張ってるのに、周りからは認めてもらえず理不尽だと
悲しい気持ちになったのだけ鮮明に覚えている。
そして母も私と同じような回答をされてはっとした思いがある。
母に言われたら、母の言葉は薬のようなもので、その瞬間から他人はどうでもよくなった。

自分が母に教わったことを、子供に伝えていた。
出すぎないこと。日本人としての美徳であると思う。

また相手と比べて凄いのか、幸せなのかと競うことは、
長い人生において人間は良いときも悪いときもあり、意味がないことである。
最初から人と比べないほうが良い。それを知らず自己顕示してくる人間は浅はかだ。

スクールでも先生の追加採用の時に、面接をする。
履歴書は毎回もらうのだけれど、
正直、読めば読むほど辟易する。
「私は明朗快活で、返信も早いです。溶け込むのもうまいし、
そして時間にもいつもぴったりです。」
と自身の履歴書に良いことだけ平然と書いている。
だから、経歴や、面接時の発言からどんな人かを想像することにしている。

日本人の就活の履歴書は違う 
いい面と悪い面をエピソード付きで書いて人物像を文章から浮き上がらせないといけない。
例えば、
「自分は野球部の主将として、県大会ベスト8まで導きました。
全員をまとめてひっぱる力、トレーニングプランを作る企画力があると思います。
ただし、目標を達成するために頑張りすぎて、融通がきかない部分も少しあるように感じます。」

私はもしこの履歴書を読んだら、この主将の子は感じも良さそうなので採用したいと思う。
自分の弱点も謙虚に受け止めているんだ。と。

最近、娘に相手がどう感じるかを教えながら
海外との違いを最近よく考える。
海外では自分は〇〇ができるよ、と謙遜せずアピールすることは普通だ。
特にアメリカはいろんな民族が集まっているので、
謙遜する文化の人もいれば、そうでない国の人もいる。
自分のことは、はっきり言わないと相手には伝わらないのだ。

もし海外に住むことになり、そのような価値観を娘がもってしまったら
おそらく日本にずっといる友達と親友にまでなるのはなかなか難しいように思う。

この間、小学校から英語イベントの広告をもらってきて、
社長はどんな人かく見たら日本人だけど主催者が生まれも育ちも海外で
日本に来てから全寮制のインターナショナルスクールを作ったと書いてあった。

私はその社長に首を傾げるばかりだった。
この人、海外育ちだから、もしかして日本人としての大事なことがわからないのかもしれない。
日本にいながら小さいころから全面的に英語環境にするにはリスクがある。
国際的になるということは、多文化で生活していくことになるので、はっきり言わないと伝わらない。

日本ではっきり、自分の意見を言ってしまったら、総スカンである。お前、空気読めよ!と
生まれも育ちも日本だけど、日本人としての感覚がない子供に育ってしまうこともある。

それでもいいじゃん、海外で住めばと思うかもしれない。
日本の今後の経済を考えて、国際人として育てたほうが、逆にリスクはないのではないかと。

私たちは黄色人種だということを忘れてはいけない。
差別は、ある。結婚できる確率も下がる。

日本の教育はそこを操作してるのか私も海外で住むまで日本人は経済的にもすごいし
みんな日本文化が大好きだと思っていた。興味がない人だらけだということを知らなかった。

自分は何人かわからないってのは、親は良かれと思ってインターに入れるかもしれないけど、
その子供はずっとコンプレックスを抱えることになる。
日本はどうなの?日本人はどうなの?って聞かれたときに何も答えられない。
でも自分は日本人の顔をしている。

日本人として、大切にするもの、後世に繋げていかなきゃいけないもの。
一生懸命考えながら、その上で日本人として外国との違いを理解し、
世界の人のためになる大人にうちのスクールの子たちはなってほしいなと思っています。

それで日本人としてアイデンティティーの形成を日本で行い、
毎日外国に住んでいる外国人から教えてもらえる、オンラインレッスンは大切だなと考えています。
まずは、日本人として英語が使えるようになるために。

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