私はピンクの机をねだった

4月です。お子さんのために新しい学習机を購入した方も多いのではないでしょうか。

私が小学校に入学したのは、昭和45年でした。
両親が頑張って、新しい学習机を購入してくれました。
当時の流行りは、スチールの机でした。
今でも会社などで使われている、あの机です。
女の子用の机は色を選ぶ事が出来ました。
私はピンクの机をねだったそうです。
両親は、派手な色の物は飽きるのも早いだろうから、何とか他の色にしようと私を説得したそうですが、私は頑として聞き入れなかったと言う事です。
まあ6歳の女児が灰色のいわゆるスチール机よりは、ピンクの物を選んだのは当然だったと思います

結果として中学生頃には、もう私にとってピンクの机は重荷になっていました。
散々母からは、だから言ったでしょう、と文句を言われたので、何とか大学卒業までは、ピンクの机を使い通しました。
この事で、やはり大きな家具は普通の色が良いと、私は身を持って学習しました。

自分の娘たちが小学校に入学する時には、机は全て品の良い木目調の物になっていたので、変わったデザインの物をねだられる事も無くて、ありがたかったです。
ただ変な物を選んで、失敗するのも学習だと思うので、その機会が一つ減ってしまったのは、残念な気もします。

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