behavior... | ○●ガネーシャの栖〜ヨガとバンスリと〜●○

○●ガネーシャの栖〜ヨガとバンスリと〜●○

お絵描きはちょっと休憩中。
ヨガにぞっこんな毎日。
バンスリを吹いたりして時間を過ごしています。


哲学分野は別ブロクに引っ越しします。
http://blog.livedoor.jp/yukamangalam/

先日Facebookでシェアされていたスワミ・ニランジャナナンダ・サラスワティ先生の言葉にすごく考えさせられました。
ヨガへの献身さ、誠実さ、真面目さについてのお話です。

日本語に訳したものはすでにFacebookにあげましたが、何度も読み返しているうちに色々頭を巡って。

私にバンスリを教えて下さっているスワミ・サッチャミトラナンダジがこの間話してくれた彼の半生が思い出されました。


彼の育った町にはバンスリの先生がいなく、幼少期からバンスリを独学で勉強していました。青年期は父親のお店で働きながら、夕方から毎日音楽学校に通い他の遊びは一切せずにバンスリに没頭したそうです。

そして、家を出てアシュラムでヨガの修行を本格的に学びます。彼が行ったのは、来る日も来る日もアシュラムの仕事。掃除であったり炊事であったり。ひたすら勉強と仕事。それを何年も続けます。11年。

そして今から20年前にバンスリのグルジであるハリ・プラチャット・チャウラシアに出会います。彼はハリジに演奏を見てもらえる機会を得て、そのまま8時間のレッスンを受け続けました。
教えはもちろん無償です。
ハリ・プラサット・チャウラシアはバンスリ界の神と呼ばれる人で、何千人もの生徒が彼の元で学んでいます。当然、通常はハリジの創設した学校で兄弟子さんから教わります。
彼はハリジ、そして息子のラケシュジに受け入れられてグルジの住むイギリスに移り住むことになりそこで人を癒す仕事を与えられました。


ヨガを志す人にとってグルの元で学び続けれる人生を与えられることは1番幸運なことですが、それを彼が与えられた理由はすごく明確です。アシュラムで毎日献身な態度で行っていたカルマヨガ、アシュラムの仕事で磨かれた自分自身の業が本当に彼が欲しかったものへと導いてくれたのです。


そんなスワミが今行っていること、とても真剣に私にバンスリを教えてくれています。

信じられない熱意で。
私は自分から頼んだ事が無いのです。彼の熱意に負けて、毎日沢山メッセージをやり取りして、気が付いたら教えてもらうことが日課になっていました。私が望む限り…毎日です。何時間も。Skypeレッスンが出来なくても電話やチャットで。

信じられない熱意なんです!

なぜ?

と思いますが。
これも献身なカルマヨガ。
何も見返りを求めていないのです。

ガンジーやマザー・テレサ、スワミ・シバナンダやスワミ・サッチャナンダの愛は常にヨギの愛でした。それは、自分と相手のの関係性や執着に全く影響されない愛。

受け取ってばかりの私は非常に悩ましい…、自分のカルマも磨けないと受け取ってばかりでは…。

そのヨガへの献身な態度が必要なものを全て与えてくれたのだと思います。



私のグルジさんなカマルが言っていました。

「いい先生を探すのは難しいが、いい生徒を見つけるのも同じくらい難しい。」

そして、ヴェーダンタの先生であるスワミ・オームカラナンダ先生は

「先生は探しちゃいけない。あなたが先生を必要とするように先生もあなたを探している。必要ならば、必ず先生の方からのあなたを見つけてくれる。」

と言っていました。


ヨガの世界。そうゆう仕組みみたいです。

以前から先生には恵まれ過ぎている私、必要なのは、スワミ・ニランジャナナンダ・サラスワティ先生の言った通りヨガへの献身さ、誠実さ、真面目さなんだと思います。