さて、中隔子宮の手術をしましょうと言われて約1ヶ月。

5/20に記事を書いたときは確かに手術をする気になったのだが、実はその後、迷った。
腹腔鏡下の手術とはいえ、手術は手術である。幸いなことに私はこれまで身体にメスを入れたことはない。妊娠出産する方もいるくらいの奇形だし、手術したところで授かれるとは限らないし、仕事を1週間(でほんとに回復するのか?)休んでまで手術をするのかどうか?

堂々巡りながら整理すると疑問点は以下2つ。
・着床しにくい原因は奇形の他にないのか
・私の子宮はどんな手術が適用される形をしているのか

 

ひとつめについては、O医大では2020年6月現在、一般的に不育症で対象となるような血液因子の測定はしていないため、予想しようがなかった。緊急事態宣言解除後、広域医療連携センターを介してH医大で話を伺うと、そちらでは免疫系の検査をしているとのこと。残念ながら、手術予定には間に合わない。

 

ふたつめについては、O医大で撮ったMRIを見ながらの内診(この診断法 

『☆子宮形態異常の新分類』子宮形態異常の新分類がESHRE(欧州ヒト生殖医学会)とESGE(欧州婦人科内視鏡学会)から合同で発表されましたので、ご紹介致します。この基準は、CONUTA…リンク松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ 

 で言えばU2bかU3c)ののち、手術担当の先生を受けた。もう長いことこの手の手術をしてきた先生とのことで、手術の手順までの仔細な解説のあげく、端的に言えば勧められた。手術の詳細は、がんばって想像しながら解説を聞いていると貧血を起こしかけたが、他院で言われた疑問点についても技術的な観点からの説明をしてくださったのは腑に落ちやすかった。

 

そんなこんなで、やっと納得した上で手術に臨む決心がついた。採卵、移植、着床障害への対策に関して手探りするなかで、大学病院2箇所、クリニック2箇所で5名以上の先生とお話をすると、だんだん先生方のご専門のようなものがわかってくる。加えて、自分たちがどのような考え方をしているのかも。

 

体外受精の挑戦、まだまだスタート地点というかんじ。