愛岐ゼミは四谷大塚NET加盟塾です。
予習シリーズで学習をしています。
中学受験対策で
特に日々の管理が厳しいご家庭から
「うちの子は〇〇が苦手です」
とフォロー依頼が頻繁にあります。
毎週の学習の「重さ」に差がありますし
毎日の生活もいろいろで
捗る週も捗らない週もあるでしょう。
毎週の学習を積み重ね
組分けの週で復習して
それでも苦手なら
それはやや苦手ということでしょう。
小6になって
毎週の学習範囲が広がると
苦手分野もだんだんはっきりして
そのあたりで苦手分野が気になってきます。
ただ、その段階でも私は
苦手というよりも学習量のムラが原因
としか考えません。
何かが苦手の子の多くは
他にも苦手があって、
そればかりに気を取られていると
全体の学習が進まなくなったり
相対的に得意な部分の学習が後回しになって
取れる部分も取れなくなります。
ですから
私は適当な講師と思われたって
一向に構わないで
あまり細部にとらわれずに
全体的に復習してください。
というのです。
6年生の夏期講習になって、
みんな総復習に取り組みます。
長い夏休みに
徹底的に基礎学習に取り組んだ後は
さすがに苦手を苦手を認識しなければなりません。
しかし、それまで徹底的に復習を繰り返してきたのに
まだ伸ばせない科目や分野に
その後どんな成果を期待できるでしょうか。
練習すれば確実に得点源になる部分を
しっかり押さえた方が
トータル的には勝ちやすいのです。
かくして、
苦手分野の克服に協力しないことを
正当化することが可能となります。
冗談はさておき
入試対策での苦手克服は
大きな得点アップは見込めず
むしろ大きな失点をしないために取り組むべきです。
どの分野に時間を割けば良いのか
よく考える必要があるのです。
得意な分野にしても
教材で勉強して、同じテイストの塾模試を受けて
それでできたからって
入試問題でできるとは限りません。
得意なものでもしっかり演習する必要があります。
ボーダー付近の子でも
入試問題の4割は解けます。
そこからの積み上げは
合格圏内の子が解けて
不合格の子が解けないレベルの問題を
何問積み上げるかにかかっています。
苦手分野でも解ける4割と
得意分野でしか解けない問題からの
あと2~3割の積み上げが
合格のために必要なのです。
苦手分野の克服は一定の時間を決めてできる範囲で
得意な分野の練習はしっかりと
それでどの学校に届くのか。
9月10月の過去問演習での見極めが
本当に大事なのです。
愛岐ゼミより