卒業生の中でも超優秀だった
レジェンドくんのエピソードで
私のお気に入りの話があります。
レジェンドくんが
様々な学習経験の一つとして
小学受験のための教室を体験しました。
(入会はしなかったようですが)
受験のための教室ですから
知能問題みたいなものを「教えた」のでしょう。
そのときの彼の感想が素晴らしい。
「解き方を教えたらだめだよね」
お子様の思考を育てる教室は
なかなか多くはありませんし
運営も難しいのです。
早期から詰め込んでしまうと
自分では考えられない子が
多く育ちます。
もちろん全員ではありませんが、
「点数を取るため」の学習塾なんて
小学生のうちに行くものではないのです。
もちろん何も教えなければ
何も身につきませんが
「教えるべきこと」と「考えさせること」が
きちんと区別できている講師でないと
お子様の思考力を育てるのは難しいのです。
中学受験において
教え込む、訓練するということは
小5いっぱいくらいまでの学習には
効果が大きいように見えるので、
(偏差値が上がるように見える)
つい、それが正しいと思いがちですが
一見、同じように学習していても
小6で成績が上がる子と下がる子には
明確な差があるのです。
教えたことをきちんと再現するだけでは
中学受験は勝ちぬけません。
中学受験の試験問題の多くは
習熟度を見るテストではなく
実力を見るテストだからです。
技術の習得のみで終わるのか否か。
適切な負荷で学習できているかどうか。
意味が分からないことを丸のみなんて
範囲が広くなったら無理なのです。
前の記事で書きました
偏差値45狙いの偏差値45状態というのは
基礎に絞って、
訓練に重点をおいて固める戦術ですが
そうして基礎を固めることで
思考が固まってしまい、
その位置から抜け出せなくなったら
どう対処すればよいでしょうか。
そもそも固めてはいけないのでしょうか。
偏差値60を目指すのであれば
適度に応用をいれないといけません。
選んだ問題の習熟度だけで
偏差値60が取れるのは
塾内のテストだけなのです。
しかし、
中学受験の学習の中で
我が子の実力が分かってきて
もう高望みしないのであれば
その位置から良い未来を掴む方法はあります。
偏差値45くらいとはいえ、
普通のお子様の中ではなかなかの実力者です。
その位置を固められるということは
その子の守備範囲のなかでは
きちんと定着できる「実力」があるのです。
その子の守備範囲を見極めて
その世界で戦えば、
大きく未来を切り開けます。
偏差値45あたりのお子様のなかには
特定の科目だけ実力がある子
基礎問題は完璧に解ける子
様々差があると思うのですが
自分が一番力を発揮できる世界で
勝負すればよいのです。
まずは私立向きか公立向きか
そのどちらでもないか。
一定の学習をすれば見えてきます。
中学の定期テストの学習や
日頃の単元テストにめっぽう強いかも。
検定がとても強いかも。
私立高校入試の問題はさっぱりでも
公立高校入試の問題には強いかも。
親の理想と違っても
何かしらの強みがあるはずなのです。
一定以上の難易度には対応できないが
守備範囲の問題では実力を発揮する。
そんな子は案外多くいます。
中学受験の学習を重ねれば
その世界で通用しなくても
確実にその子のベースは上がっています。
その子の活躍できるレベルで
自信をつけながらじっくりと取り組み
そこからじわじわと
勝負できる範囲を広げることは
誰にだって可能です。
しかし、基準はあくまでもお子様基準で。
そういう采配こそが
保護者様やサポートする塾の役目だと
私は考えています。
エフィカより