2025年11月3日 HUFFPOST
野生動物のユニークな瞬間に贈られる「ニコン・コメディ・ワイルドライフ・アワード2025」のファイナリスト作品が発表され、思わずツッコミたくなる写真の数々が話題を呼んでいます。
イメージ画像(Getty Images)
CNNによると、今年は世界108か国から過去最多の約1万点が寄せられ、審査員によって厳選された40枚の写真と10本の動画が公開されています。
イギリス・ヨークシャーの断崖で草を顔いっぱいに浴びるカツオドリ(アリソン・タックさん撮影)は、「巣はどっち?」というタイトルで話題に。オーストラリアでは、“王子”かのように景色を眺めるカエル(ビート・アンマーさん撮影)目撃されました。そしてマダガスカルでは、カメラに向かって舌を出すキツネザル(リリアナ・ルカさん撮影)がユーモラスな表情を見せました。
またケニア・マサイマラでは、3頭のライオンが同時にあくびをして“合唱団”のように見える瞬間(メリーヌ・エルワンガーさん撮影)が登場。オランダの自然保護区でブレイクダンスを踊るようにじゃれ合う3匹のキツネ(パウラ・ルステマイアーさん撮影)も注目を集めています。
そのほか、踊るゴリラや羊を導くペンギン、耳で目を隠すゾウ、「煙草を吸うように見えるカモ」など、どれも偶然と観察眼が生んだ奇跡の瞬間がファイナリストに並んでいます。
主催者は「すべての写真はAIや加工を使わない本物。笑いを通じて自然保護の大切さを伝えたい」と Forbesに語っています。また、共同創設者のトム・サラムさんは「野生動物が私たちの生活に不可欠であることを再認識してほしい」と述べました。
受賞作品は12月9日にロンドンで発表され、ファイナリスト全作品は10日から14日までロンドンのOXO Galleryで展示されます。ユーモラスな瞬間の裏には、地球の多様な生命を守るメッセージが込められています。
