またまたお久しぶりです。m(_ _)m
今年もコロナ禍のGW、皆様いかがお過ごしでしょうか?
私はと言うと、本業が忙しく、ブログを書く時間が削られています。A(^-^;
相談にはちょこちょこと乗っていますが、ネタを絞り出して書くブログの方が意外と時間がかかるんですよね。

さて、復縁に奮闘する皆様からよく相談をいただくのが「別れた人へメッセージを送りたい」というもの。
送った方が良いか?送らない方が良いか?で言うなら、断然「送らないほうが良い」場合が多い。

なぜか?

冷却期間の時間を置いたほうが良いとか、色々な要素はあるのだが、そんな事は全く関係なく送らないほうがいいパターンのほうが多いのです。




ずばり、別れた人に書く内容でいい文章を書ける人はいないからです。

メッセージを送ることはそんなに悪いことではありません。
むしろ復縁を諦めていないなら、いつかはコンタクトをとるしかないですよね。
だから、メッセージを送ることは間違いではないのです。
送ることが可能であれば、いい時期を見て送っちゃって下さい。

しかし、その時に、大概の人がやる間違いとは何でしょうか?




それは、自分が悪かったことの「反省文」を書こうとしてしまう事です。




ここで、こんな事を書いてしまいがち、な文章を紹介します。
いつものように、相談者の誰かの文章ではありません。
大勢の人が、私にメッセージの内容をチェックを依頼しますが、ほとんどが似たような内容なので、典型的な事例を挙げさせていただきます。

相談者の8割が女性なので、女性のスタイルで書きます。



K君へ

久しぶり。元気にしていますか?
あれから2ヶ月、K君が言ったことを私なりに反省しました。
今ならK君が言ったこと、わかります。

自分がどんなに傲慢でわがままだったか、悔やんでも悔やみきれない。
すごく嫌な思いをさせたよね。
あの時に言った言葉、本当に後悔しています。
冷静になると「なんであんな事いったんだろう」と思ってしまう。
自分の心のコントロールができなかった。

今、一冊の本を読んでいます。
心理学を利用した人との接し方を解く本ですが、その中に「他人の心は自分の映し鏡」というのがあって、その本当の意味に思い至り、衝撃を受けました。

私は何でも人のせいにしていたような気がします。
なにか悪いことが起こると、いつでも「自分は悪くない」って思っていました。
そして、あなたに言ったこともそう。
あの時の私は、自分が悪いとは思ってなかった。
だから、あんなひどい事が言えたんだと思います。

中略(延々とじぶんの反省点を書き連ねる)

でも、私は考えを変える事にしました。
このままではいけない、自分を変えないとダメだ、と。
今なら分かる気がします。
そして、もう一度K君に会えるなら、今度こそ…。
今度こそ、素直で気遣いができる人間になりたいと思います。

いつか、会えたら良いな。もう一度。

気が向いたら連絡下さい。




とまあ、こんな内容でしょうか。(^_^;)
非常に長い文章を綴ってしまいがちです。
長すぎて2〜3回は読み直さないと、何が言いたいかがわかりません。

人が書いたものとして読んだ時に、初めてその欠点に気がつくものです。
みなさん、この文章を読んでどう思いますか?
これを読んで「この子は失恋によって大きく成長した。きっと幸せになれるよ」と思うでしょうか?

客観的に、第三者的に見てもそんな感想はいだきませんよね。(^_^;)
ましてや直接受け取る「彼」がこんなメールで心を動kされるとは思えません。


その辺りを突っ込むと、本当は復縁を望んでこの文章を綴ったにもかかわらず「復縁できなくても良い。私の気持ちを伝えたいから送りたいのです」という人がいます。

でも!

それがこそが、ダメな考え方なんです。
「自分の気持ちを伝えたいから送る」という事自体が、この場合、とても失礼で傲慢な行為なのです。

いもはや相手の心を動かそうとしているのではないのです。

自分が聞いて欲しいという事が主旨で書いているので相手を気遣う気持ちがないと言うことです。


相手はあなたと別れたいとまで思ったのです。
そんな人のメールなんて、基本、読みたくありません。


「そっとしておく」というのは思いやりです。
本当の思いやりがあなたにあるのなら「相手をそっとしておく」つまり「別れたままそれを受け入れる」事が究極の思いやり、礼儀です。

しかし、復縁したいからそれを破ってメッセージを送るということですよね?
もっと、内容は神経にデリケートに書くべきです。

こんな無神経で怒りを逆なでするような文章を送ってどうするんでしょうか?

はっきりいいますが、この文章は「反省」ではなく「言い訳」です。
反省は自分の心の中で、自分に言い聞かせる事で、人にアピールするものではないのです。
反省を人にアピールした時点で「言い訳」になります。

この文章を読んで一番に思うことはなんだと思いますか?


「そこまでわかっている人間があんな事言ったりしたりするわけないだろ!長々と言い訳するんじゃねーよ!」です。


それでも人に裏切られたことがない人なら、一度はこの言い訳を信じて復縁してくれるかもしれません。
でも、人の性格や心理なんて、本を数冊読んだ程度で変わる事はありません。
いずれは相手の期待を激しく裏切って終わるでしょう。

復縁したい人にメールを送る人は、自分が嫌われることにはすごく敏感でデリケートです。
相手を怒らせたくない、と考えています。
このメールを送って「相手を怒らせて傷つく自分」に最大限の注意を払っています。

しかし、「このメールを送って相手がどう思うか?」を考えてない人鈍感な人がほとんどです。
このメールを読んだ相手が「どんな風に感じて怒るか?」を考えてないのです。

つまり、どうしてこのメッセージで相手が不愉快になるか?が理解できてないのです。

なら、どうすればいいのか?

この文章のどこが不愉快なのか?


長くなりましたので、次回で解説します。m(_ _)m