お久しぶりのポーちゃんです。
最近、公私ともに忙しくなり、ブログの更新がなかなかできなくなっています。
ブログが停滞しているのに、アクセス数と相談メッセージの数はほとんど定着しています。
もう、10年くらい続けているブログなのでSEO的にもたくさんの人が見てくれているようですね。
もう少し、頑張って更新します!

さて、相談の中でも結構な割合を占める相談でもありますが、今回は別れを告げられた人への「最後のメッセージ」「謝罪メッセージ」「感謝メッセージ」などを送る事についてです。

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ポーちゃん様

コレコレシカジカで別れた彼に最後にメッセージを送ろうかと思います。
復縁は望んでいません。
ただ、付き合ってくれてありがとう、今までの事を謝りたい気持で一杯なんです。
これを送れば自分の気持にもケジメがついて前へ進めると思います。

でも、彼にとって面倒くさいと思われてしまいますかね?
もし、マイナスならやめた方がいいですかね?
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この手の相談は必ず女性から頂きます。
最後にメッセージを送りたい…。これは女性ならではの考えなのですかね。
実は私も経験があります。
当時はメールではやり取りをしていなかったため長々と手紙で文章を送りました。

結論から言いまして、私の経験と、これを実行した人の話を聞く限り「送って良かった」と言う感想は聞いた事はありません。
逆に「送らなくて良かった」は、かなりの確率で耳にします。

送る人にも送られる人にもいい結果をもたらさないこの「最後のメッセージ」。
女性は何を思って「最後のメッセージ」を送ろうとするのでしょうか?


「復縁は望んでいない」は、真っ赤な嘘

深層心理では「このメッセージで自分の事を印象づけたい、いつまでも忘れないで欲しい、あわよくば私の所に戻って来て欲しい」と言うものが必ず潜んでいます。

深層心理で思ってる事なので、本人は気付いていない事なので「嘘」と言うのは気の毒ですが…。
でも復縁を望んでいないというのであればそのようなものを送る必要は全くないわけです。

極端に考えてみましょう。
「復縁できなくても良い」ではなく「絶対復縁したくない」相手にこのメールを送るでしょうか?
例えば、DVを受けて一刻も早く逃げたくて二度と会いたくない相手などは、絶対復縁したくないですよね?

そんな相手には「最後のメッセージ」など送ってる場合ではありません。


「復縁できなくても良い」「絶対復縁したくない」は共に「復縁を望んでない」状況ですが、このメッセージを送りたくなる相手は前者に限ります。

「復縁できなくても良い」「復縁できても良い」であり、その本音は「あわよくば復縁」です。

そうなると、このメッセージで「自分の気持にケジメ」というのは難しい状況です。
落胆した分落ち込んでしまい、立ち直るのに余計な時間がかかるだけです。


これを送って面倒くさい女だと思われるか?
女性がストーカー行為を繰り返した、という事でもない限り、受け取った男性は「面倒くさいと思う事すら面倒くさい」状況だったりします。
長い文章も一応目を通して「はいはい、わかりましたよー」てな感じでしょうか?

でも中には「ああ、やっぱりいい子だったなあ」とジーンとくる男性も意外といたりします。
それでも、それがあなたにフィードバックされる事はほとんどありません。
「これで終わったんだ」と終止符が打たれ、最後のメールの返信はしなくてもいい、と言うのが男性の解釈です。

彼が本気で復縁したいと思うなら、そんなメッセージを送らなくても向こうからやり直したいという連絡が必ず来ます。

マイナスならやめた方がいいか?
「最後のメッセージ」はプラスでもマイナスでもありません。
「無駄な労力」なのです。

「最後のメッセージ」を送る最大の目的は、「本当は私はこんなにいい人間なんです」とアピールして復縁しよう、それができなければ、せめて彼に「いい子」だと印象づけて忘れないで欲しい、という事に過ぎません。
しかし、この目的は達成するのでしょうか?

男性の場合、トラウマになるほど嫌な目に遭った女性以外は「いい子だったなあ」と記憶づいています。
ここは男性と女性の脳の違いなのですが、ある程度の時間が経つと、男性は過去の女性とどうしたとか、何を言ったか、誕生日に何をプレゼントされたかなどいちいち覚えていなかったりします。
「過去の女A」「過去の女B」「過去の女C」と言う感じで記憶していて、時にはフルネームで本名を覚えていない事もあります。
酷い場合は、思い出が混ざっていてAさんとした事をCさんとの経験だと勘違いしている事もあります。
その上で別れた女性が今でも自分を想っていると思ってる勘違い野郎もいるようです。

男性にとって過去に誰とどう付き合ったかの思い出とか、結構どうでもいいんです。
しかし、ちょっと時間が経って「今でもイイ女だったら、もう一度付き合ってもいいな」くらいの事は考えている事もあります。
復縁の可能性があるとしたら、そう思ってもらう事が一番可能性が高いとろなんです。

過去の「イイ女」というのは、セックスが良かったり、自分にとって楽しい時間が過ごせた、という事に強く重点が置かれます。
「あの子、顔はイマイチタイプじゃないけど、セックスは良かったなあ」

「あの子は気が利かないところがあったけど、一緒にいて楽だったなあ」てなもんです。
あなたの人間性や愛情の深さとか、思いやりがある部分とかは、最後のメッセージで念を押された所で記憶に残っていないのです。

まあ、中には過去の女性を重く深く引きずってる男性もいないわけではないと思いますが、ここはあくまで一般論。
そこまで大切に激しく思われているなら、相手の方から別れを切り出すと言う状況は生まれにくいですよね。

よく恋愛の記憶に置いて「男は別名保存、女は上書き保存」と言われますが、男の「別名保存」はファイル名も内容も結構いい加減なものなのです。
別れた直後は思いが深くても、いずれはその程度の思い出にしかならないと言う事。
「素晴しい私のとの思い出をずっと忘れないでね」というあなたの儚い願いは叶う事はないのです。

「最後のメッセージ」は送る人の格を下げる事がほとんど。

その事に気が付くのは、送ってしまってからその本人が気付きます。
だから送って後悔する人はいても「最後のメッセージで復縁が成功した」と言う話を聞かないのです。


まあ、送っちゃって後悔してる人は……。

今度こそ、何もかも忘れて前に進みましょう!!