「成功する為のイメージトレーニング」というのを自己啓発セミナーなどでよくやっていますが、これを復縁に適用して「相手と復縁して仲良くしている自分をイメージする」と言うのを真に受けてやっている人が時々いるようです。
「引き寄せの法則」などと言うのを参考にして必死で「私は復縁できる!」と思い込む。

これをやってる人、今すぐやめましょう。(^-^;ゞ

なんと、場合によっては「イメージトレーニングは逆効果」と言う実験結果が出ているそうです。
復縁希望者が、復縁できないかもしれないと思う不安を振り払う為に行うイメージトレーニングは、まさにこれに当てはまるようです。

まず、逆効果だった実験結果として、成功する自分の姿にすっかり安心して緊張感までなくし、あまり準備をしないで物事に挑戦する、と言う事。

何の根拠もないのに復縁が成功する自分の姿を頭に刻み付ける。
そうすると「なんだ、復縁なんて力む事ないじゃないか、余計な事を考えないで告白したら相手も前向きな私を見てOKするに違いない」などと、思ってる人、ちょっと待って下さい。

相手に拒否されて「連絡をして来ないで」と言われている人は、絶対にそんな事は起りません。
これは断言します。

そして、別の実験結果では成功した時の事ばかりイメージしていると、挫折に対して準備ができない状態になると言う事です。
こうなればトレーニングはもはや現実逃避にしかなりません。

元々、イメージトレーニングはアスリートがその場の雑念を払う為に行う手段なのです。
十分に実力がありながら「失敗したらどうしよう」と思う事がマイナスに働き、本来の実力が出せなくなる事を避けるものなのです。
その場合のプラスイメージは、実力以上の物を発揮する場合が期待できると言う訳です。

だから、実力もないのに成功をイメージしても、単なる「イタい人」になるのです。
あなたがプロのアスリートに勝てると言うイメージを持って挑戦したって、勝てるはずないのはわかりますよね?

しかし、イメージトレーニングはスポーツ以外の分野でもかなり有効とされています。
だから自己啓発セミナーなどでアレンジされて紹介されるのです。

要はトレーニングのやり方を間違えない事です。

自分の都合が良いように受け止めて行動してしまいがちな復縁希望者は特に要注意なのです。

まず、復縁の為に何をしたらいいかを具体的に分析する事です。
それは人によって違います。
太り過ぎで振られた人ならダイエット、性格の悪さ、悪い癖、浮気性、潔癖性、色んな事があるでしょうが、成功の目的を「復縁」ではなく「ダイエット」などの小さい事に絞る事です。

その小さな目標を「やりぬく!」と言うイメージを、達成するまで持ち続ける、これが正しいイメージトレーニングなのです。

「甘い復縁」ではなく「辛い努力を続ける」と言う苦しい部分でイメトレをするべきです。
甘い夢を見ただけで成功するくらいなら、こんな楽な事はないでしょう。
そんな甘い話しはどこにもないのです!

あと、その成果が記せる物を作る必要があります。
ダイエットなら体重グラフなど。あと、内面的なものなら日記を書いて行く事が大切です。
一ヶ月前の自分とこんなに変わったな!と思えるだけで嬉しくなります。
それが「プラスイメージ」と言う物です。
「私はこれだけやったんだ、大丈夫だ!」と。

最後に…。

小さな努力を積み重ねても、それが復縁に繋がるかどうかは保証の限りではありません。
これはアスリートの世界だって同じです。

人の心は常に変化し、あなたが復縁の為に立ち止まって努力している間に、相手はすっかり別の次元に行く事だってあるのです。
頑(かたくな)に過去の事に拘って努力する事は、その人の成長を遅らせる事になり、周りの人との差を広げる事にも繋がるのです。

例えば、アスリートが去年敗北した記録に拘って、その時の数字をこえる事だけを目標にしていても、相手はその上を目指して頑張っているのだから、更に更に上を目指さなくてはならないのです。

どうか、人生の目標に復縁を掲げないで下さい。
やはり、誰が何と言おうと復縁を目指す事は「過去に拘っている」と言う事なのです。
それだけですでに「プラスのイメージ」ではないのです。
復縁をイメーする事は人生においての「マイナスイメージ」である事を忘れないで下さい。
いつまでも過去にこだわってる人に未来はありません。

努力をしている間に新しい出会いがあっても良いのです。
復縁した人がみんな幸せになってる訳ではありませんし、あなたがイメージした復縁が甘い夢で終わっているならそれは意味がない事。

その先の辛い思いも見通せるような賢さも身につけたい所です。