ぼくは理系の高校生だ。
将来的には、生物学や解剖学、骨学、動物法医学なんかを学びたいと思っている。

骨を調べる事によって、
その生き物がどのような生活をしてきたのか
何が原因で死んでしまったのか
知りたいと思った。

そうすることによって
生き物の病気や事故を防いだり
絶滅を阻止することができたらいいな…と思っている。


そんなことを踏まえて。
今回は、グロ注意!!!!

苦手な人は、絶対に先を読まない方がいい。
生物学や法医学的な面からの視点がない人も。



この頃ぼくは、
海岸で見つけた骨を持ち帰り
調べることをしていた。

骨はいつも一部しか見つけられなかったけど。
それでも、どの生き物の、どの部分かを知ることで、全体像を想像出来た。

それが…。

今日は…。

出会ってしまった。



※ここから先、グロ注意※



はじめに見つけたのは、
哺乳類の下半身と思われる部分。

 
長い尾があり、指骨もはっきりとしている。
持ち上げてみると、まだ小さな虫がはびこっていた。完全に白骨化しているわけではない。


少し離れたところに、
頭部を含む上半身を見つけた。


ミイラ化しているようにも見える。
乾燥しているが、皮がまだしっかりとついている状態。

たぶん…犬だろう。

骨や骨格標本について勉強してるぼくは、
とっさにこれをどうやって持ち帰ろうかと思った。

犬の歯、欲しいな。
虫がついているのを考えると、全身は難しいから頭骨だけにしようかな。頭部の骨格標本だけでもいいな。

…なんて。

 
死骸についた余分な砂を払っているうちに、
ぼくはだんだんと悲しくなった。

ここで死んだのか、
どこかから流れ着いたのか
わからないけれど。

だれかのペットだったりも
したのかな?

なんて思えてきた。

ぼくには、もう
この死骸を持ち帰ることができなかった。

手を合わせて。
そっと九十九里の浜を後に…。

写真だけで
調べられることは調べてみようと思う。


なんか…。
ぼくにとって、こういうことは永遠の課題になるのかなって思った。

研究のため? 勉強のため?
命の大切さ…。大事な命。
生き物の生涯と、その背景。

いろんなことを、考える。
こんな機会を与えてくれた、九十九里浜で出会った犬の死骸に感謝。

ありがとう。
安らかにおやすみ。