夫の優しさ | 羽根たまご

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日々綴る日記のようなブログ

私の夫は不器用で口が悪く、気が短い。

 

婚前も結婚後も変わらない。

 

人に媚びへつらうことを一切せず、世渡りが下手だ。

 

その代り、誠実で、人としての思いやりがあり、生きとし生けるものに愛情がある。

 

ここまで読むと、一見書いてあることが矛盾しているようにもみえるが、まさにこんな人なのだ。

 

一年前から、夫が

 

「今主寝室にしとる部屋をふゆの部屋にすればいいじゃん。長女も二女もそれぞれ部屋があるんじゃけぇ」

 

と言ったのをきっかけに、主寝室は私の部屋になった。

 

そもそも、

 

このお家は、別に建てなくてもいいお家だったのだ。

 

事務所の上の階にちゃんと住める家があったのだから。

 

それでも夫が家を建てようと思ったのは、

 

結婚生活の中で、私が自分の夢について語ったことを覚えていたからだと言っていた。

 

「ふゆが子供の頃、広告の裏側に、将来自分が住みたい家の間取りを見様見真似で描いて、部屋に置く家具の配置も考えて描いて・・・ってそんなことを言いよったじゃろ?あれを聞いて、ワシはなんとも健気で幼気じゃの・・・と思って夢を叶えてやろうと思った」

 

と、

 

そう語ってくれた。

 

いつもそんなことを言う人じゃないけど、胸の奥に秘めた強い思いは全部、私や娘たちに対する愛なんだって思えたとき、

 

どうしようもないくらいの敬意を持つ。

 

選ぶお洋服はダサいし、女心の「お」の字も知らない。

 

デリカシーはどっかに忘れて産まれてきてるような、そんな夫だけど・・・

 

すごくいい男です!うちの夫。

 

かっこいいと思っています。