前回の小学生編にはFacebookのほうでたくさん温かいコメントを頂き、嬉しかったです。
さて、続きの中学生編です。
中学に入り、今でも一番感謝しているのは、担任になった美術の先生との出会いでした。
たくさんの技術を教えてもらい、楽しくなって、わたしは一気に作品を描くことに熱中していきました。
(授業以外でも本当にかわいがってくださいました。)
母も、その熱中ぶりを見てか、たくさん美術展に連れて行ってくれ、高価な画集も買ってくれました。
有名どころの本物の絵をこの時期にたっぷり見られたのは、良かったなと思います。
また、英語の授業も始まり、やはり言語に興味があったわたしは
簡単な英語の本を買って翻訳してみたりして、将来の仕事として、中1の頃は、通訳や翻訳に憧れていました。
明るく始まった中学でしたが、中2になり、地獄になります。
中2になったとき、学年主任が急にわたしを虐め始めたのです。
理由は正当なものはなく、ただ、気に食わない、顔(表情)が嫌い、ということで、機嫌次第でみんなの前でわたしのことを大声で怒り散らし、机を蹴り倒したり、授業を放棄しては、謝りに行かせられました。
(今だったら考えられないですね。)
生徒もほかの先生方も全員、その主任が異常だということを理解しているのですが
権力構造なのか同調圧力なのかなんなのか
誰一人わたしを助けることはなく、助けることも出来ず、哀れみの目でわたしを見ていました。
わたしは、授業が止まってみんなの迷惑になるのが嫌で、必死でいっそう目立たないように息をひそめていました。
卒業まで続きました。
恐れのプログラムが最高潮に働いたと思います。
世界への絶望、無力感、恐れ、理不尽さ・・・打ちのめされました。
この経験から、子どもが、家庭でも学校でもない、居場所を持つことが、どんなに救いになるだろうか
ぼろぼろになった子どもを追い詰めることなく温かく迎えてくれる場所があれば
そこで、事態をよく理解し、適切な対応をとれる大人がいれば、
希望を見せてくれる場所があれば、どれほど救われるだろうか
その思いで、将来の進路を、心理学に定めていくことになりました。
思い出すのも嫌な地獄だったけれど、今のわたしへ繋がる大事な経験なので記しました。
そうそう。中学生にもなると恋心も出てきますよね♡
中1の時には、いろいろとプレゼントをくれた男子もいました。(海外旅行のお土産でとてもセンスが良かった♡)
中3の時、告白してくれた男子がいて、とても誠実で優しくて素敵な子でした。
真っ暗な闇を照らしてくれた小さな光が、そういう気持ちだったかもしれません。
読んでくださりありがとうございます。
続きは、また。