【若紫130-2】☆共通テスト☆文法問題 | 源氏物語イラスト訳(受験古文無料学習ツール)

【若紫130-2】☆共通テスト☆文法問題

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源氏物語イラスト解釈

 

【これまでのあらすじ】

 天皇(桐壺帝)の御子として産まれ、容姿・才能ともすぐれていた光の君は、幼くして母(桐壺更衣)を亡くし、臣籍に降下、「源氏」姓を賜り、左大臣の娘(あおい)の上を正妻にもらいました。一方、帝の後妻である、亡き母によく似た藤壺宮(ふじつぼのみや)への恋慕、そして、中流の女空蝉(うつせみ)との一夜限りの情事、プライドの高い六条御息所(ろくじょうのみやすんどころ)との逢瀬、物の怪による夕顔の急死…。光源氏の恋は成就することなく、尽きせぬ恋慕を重ねていくのでした。

 ただ今、第五帖「若紫の巻」です。夕顔が亡くなった翌年、光源氏18歳の3月(春)に、瘧病にかかって、その加持祈祷のために、北山に訪れ、そこである僧都の屋敷を垣間見し、かわいい少女を見つけました。直後に僧都が光源氏を訪ねてきて、自分の僧坊に招きます。少女若紫のことを詳しく聞き出した光源氏は、その夜眠れないで、尼君に取り次ぎを求めました。

 

【今回の源氏物語】

「…同じさまにものしたまふなるを、たぐひになさせたまへと、いと聞こえまほしきを、かかる折はべりがたくてなむ、思されむところをも憚らず、うち出ではべりぬる」と聞こえたまへば、

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 ☆ 共通テスト対策~文法問題~☆

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「…同じさまにものしたまふなるを、たぐひになさせたまへと、いと聞こえまほしきを、かかる折はべりがたくてなむ、思さむところをも憚ら、うち出ではべりぬる」と聞こえたまへば、

 

傍線部ⓐ~ⓕの文法説明の中で、間違っているものをすべて選んだ、その組み合わせとして正しいものを、1つ答えよ。


ⓐは、伝聞の助動詞「なり」の連体形である。
ⓑは、尊敬の助動詞「さす」の連用形である。
ⓒは、他への願望の終助詞である。
ⓓは、尊敬の助動詞「る」の連用形である。
ⓔは、打消の助動詞「ず」の終止形である。
ⓕは、完了の助動詞「ぬ」の連体形である。
 

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5.

 

笑い泣きゲロー笑い泣きゲロー

 

来年度以降の大学入試共通テストでは

新学習指導要領に基づいたかたちで

複合的な問題形式が出されてきます。

 

【実社会に対応したもの】

 ⇒生徒A/生徒Bなどの対話選択肢

【言語文化の知識問題】

 ⇒和歌や俳句などの韻文とのコラボ

【主体的・協働的な学び】

 ⇒複眼的問題文の読解

 

センター古文の文法問題は

ほぼ毎年、問2で出題されていましたが、

大学入試共通テストになると、どうなるかわかりませんよね;

ガーン

 

もしかすると、

センター漢字や英単語のように

なくなる可能性も、なきにしもあらず><;

 

 

 

しかしながら、

古文は、文法事項がわからないと

文章が読めません!

滝汗滝汗滝汗

 

 

文法問題は、出題の有無にかかわらず

古文読解の必須事項として

勉強しておくに限ります!!

!(๑˃̵ᴗ˂̵)و

 

 

 

今回のポイントはこれ☆

 

☆文法説明の組み合わせ問題☆

 

文法識別問題は

センター試験でもよく出題されましたが

 

大学入試共通テストでは

上のような組み合わせ問題となる可能性

が非常に高いです!

チーンチーンチーン

 

 

 

 

 

 

このような問題は

慣れてないと非常に時間がかかりますが

 

 

 

逆に、慣れると

一瞬で分かります!

 

 

 

 

 

 

 

「…同じさまにものしたまふなるを、

   上矢印

このⓐ「なる」が、

いちばんのクセモノですよね;;

 

 

断定か、伝聞・推定か――

直前の活用形で判別できないので

文脈に頼るしかありません;;

 

このような場合は、

下手に選択肢をしぼるのではなく

保留にしておくほうが無難です。

ウインク

 

 

 

「…たぐひになさせたまへと、

   上矢印

このⓑは、ヒッカケ問題です。

すぐに「させたまへ」と飛びつかず

きちんと区切ってみてみましょう!

 

なさ/たまへ

 

滝汗滝汗滝汗

 

「させ」で一語じゃ

あ~りません!

笑い泣き

 

【なす(為す・成す)】

【他動詞:サ行四段活用】

①行う。する

②(あるものを他のものに)変える。~にする。ならせる

③用いる。~にする

④作る

 

全訳古語例解辞典〔第3版〕

   上矢印

この言葉は、現代語でもあるので

きちんと理解しておきましょうね!

チュー

 

ⓐは、伝聞の助動詞「なり」の連体形である。
ⓑは、尊敬の助動詞「さす」の連用形である。(×)
ⓒは、他への願望の終助詞である。
ⓓは、尊敬の助動詞「る」の連用形である。
ⓔは、打消の助動詞「ず」の終止形である。
ⓕは、完了の助動詞「ぬ」の連体形である。
 

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「…かかる折はべりがたくてなむ

 

「なむ、」となっている場合、

文末の「なむ」と捉える場合もあるので

 

   上矢印

この3つを考えなければなりません。

 

 

しかし。

「――て・なむ」となってる場合、

接続助詞「て」についてるってことですよね。

 

 

ならば、

未然形+「なむ」でも、

連用形+「なむ」でもない、

明らかに、強意の係助詞なんです!

笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

 

ⓐは、伝聞の助動詞「なり」の連体形である。
ⓑは、尊敬の助動詞「さす」の連用形である。(×)
ⓒは、他への願望の終助詞である。(×)
ⓓは、尊敬の助動詞「る」の連用形である。
ⓔは、打消の助動詞「ず」の終止形である。
ⓕは、完了の助動詞「ぬ」の連体形である。
 

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「…思さむところをも憚ら

 

「思す(「思ふ」の尊敬)」についている「れ(る)」

基本的に尊敬の助動詞です。

 

 

しかし、下に助動詞「む」が接続していますよね。

 

ここでの「む」は、婉曲の助動詞ですが

未然形が上に接続するんです!

ガーン

 

ⓐは、伝聞の助動詞「なり」の連体形である。
ⓑは、尊敬の助動詞「さす」の連用形である。(×)
ⓒは、他への願望の終助詞である。(×)
ⓓは、尊敬の助動詞「る」の連用形(×)である。
ⓔは、打消の助動詞「ず」の終止形である。
ⓕは、完了の助動詞「ぬ」の連体形である。
 

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さらに、

「憚らず、」の「ず」は、明らかに打消の助動詞ですが

「ず」の直後に読点(、)がついていることから、

終止形でなく、後の節に接続する、連用形の「ず」なんです。

滝汗

 

ⓐは、伝聞の助動詞「なり」の連体形である。
ⓑは、尊敬の助動詞「さす」の連用形である。(×)
ⓒは、他への願望の終助詞である。(×)
ⓓは、尊敬の助動詞「る」の連用形である。(×)
ⓔは、打消の助動詞「ず」の終止形である。(×)
ⓕは、完了の助動詞「ぬ」の連体形である。
 

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もう、答えがでましたよね。

ウインク

 

 

ちなみに――

 

「…うち出ではべりぬる」と聞こえたまへば、

 

この「ぬる」は、明らかに完了の助動詞ですね!

 

ⓒの係助詞「なむ」係り結びの法則が成立し

連体形になっているのです。

チュー

 

ⓐは、伝聞の助動詞「なり」の連体形である。
ⓑは、尊敬の助動詞「さす」の連用形である。(×)
ⓒは、他への願望の終助詞である。(×)
ⓓは、尊敬の助動詞「る」の連用形である。(×)
ⓔは、打消の助動詞「ず」の終止形である。(×)
ⓕは、完了の助動詞「ぬ」の連体形である。(○)
 

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ほら。

ⓐがわからなくても

組み合わせ問題、明確に解けましたよね!

口笛

 

 

文法は、

覚えてしまえばOKです

 

 

 

 

でも…

覚えることがいっぱいで

やってもやっても先が見えず

毎日つらいと思います。

 

 

でも、コツコツやっていくうちに

自然と身につくことも多くなってくるんです。

 

 

 

 

がんばってね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【答え】…

 

 

 

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