【若紫121-2】☆共通テスト☆文法問題 | 源氏物語イラスト訳(受験古文無料学習ツール)

【若紫121-2】☆共通テスト☆文法問題

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源氏物語イラスト解釈

 

【これまでのあらすじ】

 天皇(桐壺帝)の御子として産まれ、容姿・才能ともすぐれていた光の君は、幼くして母(桐壺更衣)を亡くし、臣籍に降下、「源氏」姓を賜り、左大臣の娘(あおい)の上を正妻にもらいました。一方、帝の後妻である、亡き母によく似た藤壺宮(ふじつぼのみや)への恋慕、そして、中流の女空蝉(うつせみ)との一夜限りの情事、プライドの高い六条御息所(ろくじょうのみやすんどころ)との逢瀬、物の怪による夕顔の急死…。光源氏の恋は成就することなく、尽きせぬ恋慕を重ねていくのでした。

 ただ今、第五帖「若紫の巻」です。夕顔が亡くなった翌年、光源氏18歳の3月(春)に、瘧病にかかって、その加持祈祷のために、北山に訪れ、そこである僧都の屋敷を垣間見し、かわいい少女を見つけました。直後に僧都が光源氏を訪ねてきて、自分の僧坊に招きます。少女若紫のことを詳しく聞き出した光源氏は、その夜眠れないでいます。

 

【今回の源氏物語】

「あな、今めかし。この君や、世づいたるほどにおはするとぞ、思すらむ。さるにては、かの『若草』を、いかで聞いたまへることぞ」と、

   ↑

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 ☆ 共通テスト対策~文法問題~☆

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「かうやうのついでⓐなる御消息は、まださらⓑ聞こえ知らず、ならはぬことⓒなむ。…」

 

傍線部の文法説明の組み合わせとして最も適当なものを、次の中から1つ選べ。

 

1.ⓐ形容動詞連体形の活用語尾
  ⓑ副詞の一部
  ⓒ断定の助動詞「なり」の連用形


2.ⓐ断定の助動詞「なり」の連体形
  ⓑ副詞の一部
  ⓒ格助詞


3.ⓐ形容動詞連体形の活用語尾
  ⓑ格助詞
  ⓒ断定の助動詞「なり」の連用形

 

4.ⓐ断定の助動詞「なり」の連体形
  ⓑ格助詞
  ⓒ格助詞

 

5.ⓐ断定の助動詞「なり」の連体形
  ⓑ副詞の一部
  ⓒ断定の助動詞「なり」の連用形

 

笑い泣きゲロー笑い泣きゲロー

 

来年度以降の大学入試共通テストでは

新学習指導要領に基づいたかたちで

複合的な問題形式が出されてきます。

 

【実社会に対応したもの】

 ⇒生徒A/生徒Bなどの対話選択肢

【言語文化の知識問題】

 ⇒和歌や俳句などの韻文とのコラボ

【主体的・協働的な学び】

 ⇒複眼的問題文の読解

 

センター古文の文法問題は

ほぼ毎年、問2で出題されていましたが、

大学入試共通テストになると、どうなるかわかりませんよね;

ガーン

 

もしかすると、

センター漢字や英単語のように

なくなる可能性も、なきにしもあらず><;

 

 

 

しかしながら、

古文は、文法事項がわからないと

文章が読めません!

滝汗滝汗滝汗

 

 

文法問題は、出題の有無にかかわらず

古文読解の必須事項として

勉強しておくに限ります!!

!(๑˃̵ᴗ˂̵)و

 

 

 

今回のポイントはこれ☆

 

☆まぎらわしい語の識別☆

 

 

大学入試古文では

「なる」「に」の識別問題は

しょっちゅう出題されています。

 

特に、「に」の識別は

今回の選択肢だけでなく、

もっとたくさんの識別ポイントがあります。

 

たくさんあるので、気が遠くなるかも知れませんが

1つ1つ、着実に覚えていけば

あとはスムーズに識別できるようになるはず!

爆  笑

 

速読にもつながっていくので

しっかり識別できるよう、

一歩一歩、演習問題をこなしていきましょう!

ウインク

 

 

 

 

 

かうやうのついでⓐなる御消息

 

「ついで」名詞です。

 

【ついで(序)】

【名詞】

①物事の順序。順番

②機会。おり。場合

 

全訳古語例解辞典〔第3版〕

 

名詞に接続する「に」は、

形容動詞ではありませんよ。

チュー

 

1.ⓐ形容動詞連体形の活用語尾


2.ⓐ断定の助動詞「なり」の連体形


3.ⓐ形容動詞連体形の活用語尾

 

4.ⓐ断定の助動詞「なり」の連体形

 

5.ⓐ断定の助動詞「なり」の連体形

 

 

ⓑの「に」は、

「さらに」が一語と気づきますか?

   下矢印

まださらⓑ聞こえ知らず、

 

 

【さらに(更に)】

【副詞】

①あらためて。新たに

②ますます。重ねて

③(下に打消を伴い)全然、決して(~ない)

 

全訳古語例解辞典〔第3版〕

 

直後の「ず」と呼応する

③の意味、陳述の副詞です。

口笛

 

1.ⓑ副詞の一部


2.ⓑ副詞の一部


3.ⓑ格助詞

 

4.ⓑ格助詞

 

5.ⓑ副詞の一部

 

さあ、ここまでで

選択肢がに絞れましたよ!

爆  笑

 

 

ならはぬことⓒなむ。

 

直前の接続をみると

「こと」という名詞(体言)についているので

ⓒ「に」は、格助詞or断定の助動詞のどちらかです。

キョロキョロ

 

また、ⓒ直後をみると

「なむ」という、これも識別を要する語についてますよね;

 

 

断定「なり」完了「ぬ」とが接続するときは

「―」とはならずに

「―ぬるなり」となるはずなので

2の確述用法ではありえません。

 

1の未然形もありえないので

 

この「なむ」は、3の係助詞と捉えられます。

 

ならはぬことⓒなむ。

   上矢印

係助詞「なむ」文末にあるので

おそらく、結びの省略でしょう。

口笛

 

 

ではいったい、何が省略されているのでしょうか?

 

 

「ならはぬことなむはべる。」

くらいでしょうか?

※「はべり」「あり」の丁寧語です☆

 

【ならふ(馴らふ・慣らふ・習ふ)】

【自動詞:ハ行四段活用】

①経験を積んでよく知る。慣れる

②人に慣れ親しむ。なじむ

 

全訳古語例解辞典〔第3版〕

 

「慣れないことございまして

などと訳出できる場合の「に」

断定の助動詞「なり」の連用形です。

チュー

 

 

1.ⓒ断定の助動詞「なり」の連用形


2.ⓒ格助詞


3.ⓒ断定の助動詞「なり」の連用形

 

4.ⓒ格助詞

 

5.ⓒ断定の助動詞「なり」の連用形

 

 

 

 

覚えることがいっぱいで

やってもやっても先が見えず

毎日つらいと思います。

 

 

でも、コツコツやっていくうちに

自然と身につくことも多くなってくるんです。

 

 

 

 

がんばってね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【答え】…

 

 

 

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