【夕顔267-2】敬語の問題☆偏差値52
大学入試の敬語識別は、
①敬語の種類 ②敬意方向 の2つ☆
繰り返し、出てきたものから確認していこう!
源氏物語イラスト解釈
【これまでのあらすじ】
天皇(桐壺帝)の御子として産まれ、容姿・才能ともすぐれていた光の君は、幼くして母(桐壺更衣)を亡くし、臣籍に降下、「源氏」姓を名のり、左大臣の娘葵(あおい)の上を正妻にもらいました。一方、帝の後妻である、亡き母によく似た藤壺宮(ふじつぼのみや)への恋慕、そして、中流の女空蝉(うつせみ)との一夜限りの情事、プライドの高い六条御息所(ろくじょうのみやすんどころ)との逢瀬…。光源氏は尽きせぬ恋を重ねていくのでした。
ただ今、「4.夕顔」の巻です。17歳の光源氏は、五条にひっそり住まう夕顔の君に恋をし、彼女を廃院に誘いますが、夕顔は急死してしまいます。部下の惟光(これみつ)に後始末をさせ、光源氏は茫然自失のまま二条院へ戻ります。宮中からの使者などが見舞いにやって来るなか、光源氏は頭中将だけを呼び、簾越しに話をします。
【今回の源氏物語】
「…この暁より、しはぶき病みにやはべらむ、頭いと痛くて苦しくはべれば、いと無礼にて聞こゆること」
などのたまふ。
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☆ 古文オリジナル問題~偏差値レベル52 ☆
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「…この暁より、しはぶき病みにやAはべらむ、頭いと痛くて苦しくはべれば、いと無礼にてB聞こゆること」
などCのたまふ。
問)傍線部ABCの説明の組み合わせとして最も適当なものを1つ選べ。
1.A 丁寧語 光源氏から頭中将への敬意
B 尊敬語 光源氏から頭中将への敬意
C謙譲語 作者から光源氏への敬意
2.A 丁寧語 光源氏から頭中将への敬意
B 謙譲語 光源氏から頭中将への敬意
C 尊敬語 作者から光源氏への敬意
3.A 謙譲語 頭中将から光源氏への敬意
B 謙譲語 頭中将から光源氏への敬意
C 尊敬語 光源氏から頭中将への敬意
4.A 丁寧語 光源氏から頭中将への敬意
B 丁寧語 光源氏から帝への敬意
C 尊敬語 光源氏から頭中将への敬意
5.A 謙譲語 光源氏から頭中将への敬意
B 尊敬語 光源氏から帝への敬意
C 尊敬語 頭中将から光源氏への敬意
今回も、センター試験などでもとってもよく出てくる敬語ばかりです。
【正解】…2