【夕顔155-3】古文単語「なよよかなり」 | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

【夕顔155-3】古文単語「なよよかなり」

センター演習でなかなか点数が取れなくても、

落ち込んで、引きずってはダメよ!

「本番じゃなくて良かった!」と、前向きに、ね♪

源氏物語イラスト訳 重要古語ラブラブ 

 

【古文単語の主なパターン】

チェックボックス1.古典特有語

   …現代にない古語。

チェックボックス2.古今異義語

   …現代と意味の異なる古語。

チェックボックス3.死語的現代ワード

   …高校生がほぼ使わない死語?

 

【今回の源氏物語】

白き薄色なよよかなる重ねはなやかなら姿いとらうたげにあえかなる心地

   サゲサゲ↓

今回のイラスト訳はこちら

 

 

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今回出てきた古文単語
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■【白き】…ク活用形容詞「シロし」連体形

■【袷(あはせ)】…裏地のついた着物

■【薄色(うすいろ)】…薄紫色。二藍

■【の】…同格の格助詞

■【なよよかなる】…ナリ活用形容動詞「なよよかなり」連体形

※【なよよかなり】…しなやかだ

■【を】…対象の格助詞

■【重ね】…ナ行下二段動詞「重ぬ」連用形

※【重(かさ)ぬ】…重ね着る

■【て】…単純接続の接続助詞

■【はなやかなら】…ナリ活用形容動詞「はなやかなり」未然形

※【はなやかなり】…華やかだ

■【ぬ】…打消の助動詞「ず」連体形

■【姿(すがた)】…姿態。すがた

■【いと】…とても

■【らうたげに】…ナリ活用形容動詞「らうたげなり」連用形

※【らうたげなり】…かわいらしい

■【あえかなる】…ナリ活用形容動詞「あえかなり」連体形

※【あえかなり】…華奢(きゃしゃ)だ

■【心地(ここち)】…感じ

■【し】…サ変動詞「す」連用形

■【て】…単純接続の接続助詞

   アップ

今回は「ぬにも注意しましょ♪

「重要古語一覧」もご参照ください。
 

 

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☆ 本日の古文単語「なよよかなり」 ☆

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白き袷、薄色のなよよかなるを重ねて、はなやかならぬ姿、いとらうたげにあえかなる心地して、

 

問)傍線部の意味として最も適当なものを、次の中から1つ選べ。

1.薄紫に染められた袿を重ね着て

 

2.薄紫の晴れやかな袿を重ね着て

 

3.薄紫の地味で暗い色あいの袿を重ね着て

 

4.薄紫でしなやかな袿を重ね着て

 

5.薄紫で破れている袿を重ね着て

 

 

センター古文の選択肢は、もう少し長いですが、

とにかく、①~⑤まで、同じ内容の部分があれば、

そこがヒントになりますよね!

チュー

 

 

つまり、上の選択肢から、

「薄紫色」「袿」「重ね着」という部分の内容が

解釈のヒントになるんです。

 

 

古文では、こういう設問も多いので、

傍線部が出てきたら、その都度問題を確認するといいですよ!

ヽ(*・ω・)人(・ω・*)ノ

 

 

さて、今回のポイントは、

「なよよかなり」☆

(。´・∀・)ノ゙

 

【なよよかなり

【形容動詞:ナリ活用】

①(衣服が)柔らかだ。しなやかだ

②(態度・物腰が)ものやわらかだ

 

 

 *Weblio古語辞典より

   

 

「なよ竹」のかぐや姫 や、

なよなよ した語感から、

 

な~んとなく、イメージついたんじゃない?

(灬ºωº灬)

 

 

 

 

 

 

正解…

 

 

【夕顔(第4章)】の一気読みはこちら⇒

【源氏物語イラスト訳】の冒頭はこちら⇒

 

【今回の源氏物語】

白き薄色なよよかなる重ねはなやかなら姿いとらうたげにあえかなる心地


 

過去記事リンク

の(格助詞)

なよ竹

を(格・接続助詞)

て(接続助詞)

ぬ(「ず」「ぬ」の識別)

すがた(姿)

いと

らうたし

~げなり

に(識別)  「に」識別②

あえかなり

心地(ここち)

し(識別)

 

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