娘の常識、私の常識


誰にだってその人にとっての

常識、非常識、当たり前、正しさ

などがある


私にもある


自分以外の他人

1人1人全てが違う


分かっているからこそ

何かあった時に


「あーこの人はそういう考え方なのね」

「この人のなかでの常識はこうなのね」

「それはあなたの中の正しさよね」

「私はあなたじゃないから分からないや」


って腑に落ちるので

人と争う事もなければ

イライラする事も対してないし

嫌なエネルギーも受け取らない


が!!!


なぜかこれが親子だと難しい!!!


またもや私の娘

中学1年生の椿のお話


さっきあった出来事


今日娘はバレーの試合があった

バレー部の1年生は娘と、もう1人の

2人しかいない


今日の試合は1年生の為の大事な試合だそうで

1年生が主役なんだが


1人の子は予定が入っていて来れない


と数日前に知った娘


私はそれを昨日知った


昨日は学校公開の日で

土曜日だが学校があり、その後弁当持ちの部活

のはずだったが


12時に娘は

「ただいま」

と帰ってきた


「体調が悪くて部活休んだ」と


普通に作った弁当を食べ

パソコンしているが😓

特に変わった様子は見られなかった


部活の顧問の方から夜に

連絡が来た


「明日の試合は1年生が主体となるんですが

1年生は椿だけなので

もし体調不良でお休みになる場合は

朝の7時までには連絡を下さい。


椿が出れないとなると

棄権となって試合には出れない為


2年生に連絡回さないといけないので」


携帯を切った後


「娘に明日の試合行けるよね?」

と聞くと


「うん…」と


気のない返事をした


朝6時半

娘を起こし

「準備しろ〜」と伝えると


布団の中から

「行きたくない」とボソボソ言った


体調が悪い訳ではなく

ただ行きたくない


理由を聞いても


「1年私だけだからヤダ!

もう1人の子だって休んでるじゃん!

行きたくないから行かない!」


と言うので布団を剥がし


「じゃぁ自分で連絡して

休むって言え」


「自分が嫌で休むのなら自分の尻拭いは自分でしろ」


と伝えると何だかんだと文句を言って


動こうとしない


私はどんどんイライラしてきて

朝から久々に怒鳴った


「椿1人の為に休みの日なのに

2年生も先生も朝早く起きて準備して

集まってくれるんだよ!!


あんたもうちょっと周りの人の事考えなさいよ!」


ここから私の口は

売り言葉に買い言葉で

マイナスな言葉を

嫌なエネルギーに乗せて娘にぶつけてしまった


娘は泣き


「私の事も考えてよ」

と言った


「なら顧問の方に自分で言えーっっ!」


と携帯の着信を鳴らした


もちろん娘は出ようとしないが


顧問の方に


「行きたくないと泣いています」

と伝えると


「気持ち分かります。

1年生1人だけで2年生の中に入って試合しなきゃいけないのも心細いのも


昨日体調不良で部活来なかったのも

プレッシャーを抱えてるんじゃないかと思ったので


今日もしかしたら厳しいかな…と思って

朝早くですが連絡欲しいってお伝えしたんです。」



「携帯をスピーカーにして下さい。

椿と話させてもらえます?」


スピーカーにし私は部屋を出た


隣の部屋から

優しい声で


「椿、大丈夫だよ〜

大丈夫だからね〜


気持ちわかるよ〜

もしかしたら今日は難しいかな〜って

思ってたから

お母さんに朝連絡してって言ったんだよ


ゆっくりで良いからね


深呼吸して


今日の試合はお休みする?


うんか、いいえでも良いから

答えられる?」


と泣いて喋らない娘に対して

根気強く焦らせず

話しかけてくれていた


5分程たってから娘は自分の口から


「今日は…行きたくない…休みたい…」


と言った


「分かったよ〜

みんなには体調あまり良くなくてお休みするって伝えるからね。


火曜日には私も練習見に行くから

一緒に頑張ろうね」


と伝えてくれていた。


娘も落ち着き


「はい」


と答えた


この後

私は顧問の方と話をした


「お母さん、みんなには体調があまり良くなくて休むって伝えます。


だから安心して今日はゆっくり休ませてあげて下さい。


今年部活も中々集まって出来なくて

ここまでは!って言う練習量がこなせてなかったんです。


練習時間も少なかったので

本人も不安だったと思います。

それなのに1年生1人のプレッシャーもあっただろうし


椿にいいんだよ〜

椿のした選択は間違ってないよ〜

大丈夫だから


部活の練習にはなるべく参加しようねって


責めないであげて下さいね。」


と…



ハッと気づいた事があった


確かに私は娘の事を考えていなかったのかも


娘は2人しかいない1年生の1人が休みで

自分1人…

プレッシャーを感じていただろうし


その為に2年生や先生が集まって

試合に向かう事


それがもう決められている事


不安もあるだろうし

寂しさや色んな葛藤があったはず


けど私は


周りの人の事を考えろ


椿の為にみんな集まってくれる


休みの日なのに朝早く起きて準備してくれてる


椿が休んだら棄権になって試合に出れなくなる


体調悪い訳でもないのに

嫌だから行かないって(学校もそうだけどさ)


普段も学校休んでるのに部活の試合も!?


こんな感じで

もはや娘軸でもなければ他人軸でしかない


そう思ったのは

これは私の中の私の常識でしかないと気付かされたから


周りの人に迷惑をかけてはいけません。


体調不良でもないのに休んではいけません。


自分の責任は自分で取らなければいけません。

(いや…これはだれでもそうじゃない??)


的なね


私の常識であって娘の常識ではない


そして誰かの常識でもない


鏡の法則とかってあるけど


それって反射の事を言っていて


色んな角度から見て 

色んな自分がいる事に気付かされる


目の前の人は色んな角度から自分に何かを伝えようとしてくれてる


私には娘が1番

自分の常識とか

世間一般とか正しさや当たり前を


もっと違う面で見てみなよ!


って覆してくるんだよね


だからだと思うけど


「ママのここはもう外しなよ

そんなのもう通用しないよ

いらない常識に囚われてるよ

もっと視野を広げなよ」


って私の中にはない感情や考え方を

身を持って伝えてくるから


そこに怒りやイライラも出てくる


めちゃくちゃぶつかってくるから笑


事故と同じで痛みも伴うし


けど


後々いつも気付かされるんだよね…


ぶつかった後のケアって大切だ


売り言葉に買い言葉で

怒りに乗せてぶつけてしまった言葉

傷付けてしまった心


そのままにしておくと


心が傷ついたまま大人になって

変わらない自分を選択してしまうようになるから


事故が起きる前に

もう少し私も優しい気持ちと言葉で

自分自身を運転出来るようになりたいな


と思ったさっきのお話でした。